釧路では当たり前!緑色なのに「茶そば」でなくて「ざる蕎麦」☆北海道旅行、ところ変われば 3

旅行

「みんな茶そば、食べてるよ」

朗読家であり心友の高貴 渼さんから地元情報をいろいろ聞いて、最後は釧路でお蕎麦を食べると決めていました。

明治7年、北海道で一番最初にオープンした蕎麦屋「竹老園 東家総本店

 

釧路市の東部、竹老園東家総本店、向かいに広い駐車場がありました。

 

昭和天皇も来られて、おかわりまでされたと聞いたら行ってみなくちゃ!

(皇室の方がお代わりされるのは本当に珍しく、語り草になる名誉なことです)

長い行列に並ぶのを覚悟で行きました。

 

店の左側には門があって、この奥に昭和天皇もいかれた座敷があるとか(席料1組300円〜)この日は貸切でした。お庭だけでも見てこれば良かった!

 

 

待つ間、「みんな何を注文しているのかなあ?」

興味津々!

運ばれてくるメニューを外からガラス越しにチェックしていました。(ヒマですから・・)

 

 

ほとんどの人が食べているのが、緑色をしたお蕎麦。

あれが名物なんだな〜〜

 

 

ところが注文しようとメニューを見たら、緑色の蕎麦は濃淡で2種類ありました。

「ざる」「もり」「茶そば」

「ざる」と「もり」なら、「ざる」だな。

さて、「ざる」と「茶そば」どっちだろう?

 

 

他のお客さんたちはどちらを食べているんだろう? とまたキョロキョロ・・

 

天ぷらそばの写真を見たら、「ざる」と同じ緑色だったので、「ざる蕎麦」を注文することの決定!

(我ながらめんどくさい思考回路と心の中で苦笑)

 

 

天ぷらそばは大きな海老天が2本付き

 

かえし(つけ汁)も少し甘めでコクがあって美味しい!

 

 

どうしても緑色の蕎麦が納得いかなかったので、食べ終わってからお店の人に聞いてみました。

 

 

緑は「新蕎麦」の色。 蕎麦の実は一年ほど経つと茶色になります。

お客様に一年中、新蕎麦を食べている気分を味わっていただけるよう、緑色のお蕎麦が出されるようになったのだとか。発祥は、東京の「かんだやぶそば」さんだと言われています。

東家オリジナルの「藪そば」は、白い更科粉(さらしなこ)に緑色のクロレラを加えて緑色にして出しているのだそうです。

のどごしも良く、東家の人気メニューとなりました。

 

 

ところ変われば、興味深い話題がいっぱい!

胸の空くような広い広い大地、満開のじゃがいもの花、少し丸みを帯びて広がる水平線、深呼吸を繰り返した旅行でした。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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