知床までわざわざ行く理由☆北海道旅行、ところ変われば 2

旅行

網走湖は広い!海のように霞んでいます。

麦が収穫期を迎えていました。

 

網走から車を走らせて、広い広い景色を楽しみながら・・・

車で2時間

 

 

知床半島へ入ると海に沿って走ります。反対側は崖です。

 

 

ウトロを目指してドライブしていると、道のすぐ横にオシンコシンの滝がありました。

「わー、涼しそうーー!」

 

29度もある気温で、滝の爽やかさに惹かれました。

ちょっと ひと休み・・・

 

オシンコシンの滝

 

滝の流れる横にはトトロの傘のようなフキの葉っぱが元気

 

駐車場に停まっているバスは中国からの観光客。

この箱庭のような景色はきっと珍しいんだろうなぁ〜〜

 

私たちの目的は、知床の新鮮な海鮮丼!

 

ウトロ漁業婦人部のお店

 

昔、良かったお店でもシェフが変わって、味が変わっていたりする事はしょっちゅうです。

以前は行ったことがあっても、何十年も経っているとどこも事情が変わっている場合が多いです。

 

地元の人に聞くのがいちばん!

 

そこで心友の朗読家、高 貴渼さんに聞いてみました。

 

 

「『ウトロ漁協婦人部』がやっているお店が一番おススメよ」

 

ホテルが集まっている地区で、名所ゴリラ岩のすぐ隣です。

 

ウトロ漁業婦人部のお店

 

ゴリラに見えますか?

 

外に行列をしているのですぐわかりました。

行列に並ぶくらいなら諦める私が辛抱強く?待ちました。

美味しいもののためなら・・・♡♡♡

 

 

行列に並んで20分ほどで入店。

意外に早かった!

 

ウトロ漁業婦人部のお品書き

 

お目当てのウニ、その日は「ウニの入荷なし」の看板がデーン、

残念!!

 

 

「ウトロのウニ」には思い出があります。

 

 

かなり昔に社員旅行で知床へやってきました。

殻を半分に割ったムラサキウニの身は瑞々しいオレンジ色で放射状に美しく並んでいました。

 

「絶対にウニは食べない!!」とかたくなに拒否していたスタッフさんに猛アタック!

「ここまで来だんだから一口でも口に入れてみて、ダメだったら吐き出せばいい。食わず嫌いで過ごしたら人生もったいない」

 

30分以上も説得の後、彼女はようやく食べてみました。

一口食べたらめちゃくちゃ笑顔になりました。

 

 

それ以来「好物は?」と聞かれたら、迷わず「ウニ」というようになったのです(笑)

 

 

実はそれは私が学生時代にお世話になっていた京都のおばあさんに言われたことなんです。

おばあさんは牡蠣が苦手で食べられなかった私を牡蠣専門の料亭へ連れて行きました。

牡蠣しかメニューがなくて私が逃げられない場を設定して(笑)食べさせようとしたのです。

 

 

「こんな超お高いお店、私では絶対来れないわ」

欲に駆られて気持ち悪い牡蠣に初挑戦することになったのです^^;;

 

 

その時言われたのが

「この世の中に美味しいものがいっぱいあるのに、食べもせずに嫌うなんてもったいない!人生の何分の一の楽しみを自分から放棄しているようなものですよ」

 

「超一流のものを食べてみて、それでもダメなら嫌いと言いなさい」

 

同じことを私はそのスタッフさんにクドクドと言ったのです。自分も言われたから(笑)

 

 

イクラ丼セット、味付け済み

 

ここのイクラ丼は  イクラどーーん!

人気の3色丼は、口の中でいろんな味が混ざってウトロのおいしさを全て味わえました。

 

ご飯少なめ指定でもこの盛り上がり。魚の生臭みなんて無縁です。

 

 

この頃、魚は新鮮なだけが能じゃない!熟成したほうがおいしいものもある事もわかりました。

その見極めや扱い方は、例えば寿司屋さんの腕だったりするのです。

 

しかし、漁港のそばでこうやって港から揚げたてを食べると言う楽しみも、やはり手放せません。

旅の楽しみは、その土地の新鮮なものを食べる。それが一番ではないでしょうか。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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