3年ぶりの祇園祭3☆嫌われ者のカマキリを祀って大人気の蟷螂山(とうろう山)
京都さんぽ
ほぼ毎年見に行くのは西洞院にある「蟷螂山(とうろう山)」です。
蟷螂とはカマキリのことです。
昆虫が特に嫌いではない私でさえ、リアルなカマキリはあまり見たくありません。
山の上からカマキリが覗いているのを見るとちょっとギックリしますが、とても人気がある山です。
南北朝時代に足利軍に挑んで戦死した四条隆資(たかすけ)の戦いぶりが中国の故事「蟷螂の斧」のようだと言われたことから四条家の御所車に蟷螂を乗せて巡行した謂れがあります。
巡行にはカマキリが鎌を振り上げたり羽をパタパタしたりするので注目度も増します。
そうそう、
蟷螂のカラクリがおみくじを運んでくるのには超人気があって信じられないくらい長蛇の列ができます。
その動画があります。こちらも見てください。
祇園祭で大行列、蟷螂山の人気の秘密は☆祇園祭も商いも来店動機を作り。
カマキリ手ぬぐいを始め、うちわやレターセットなどいろいろなグッズを売っていますが、今年も宵山16日には品切れ続出でした。
それぞれの鉾や山で売っているグッズの中でも最も売れているのが「ちまき」です。
厄除けや安産などいろいろなご利益を願って
玄関を入った上に一年間飾り、次の祇園祭に返しに行って次を買うという習慣があります。
売り場の横には必ず昨年のちまきを返す場所が設けられています。
ただ鉾や山を見て歩くのもいいですが、それぞれの謂われやお祭りの歴史を知って見ると見方が変わりますね。
意味があって、何千年も続いているのですから。
お祭だけでなく、風習や作法にも歴史や謂れがあります。
その意味は人間関係を円滑にする知恵が詰まったものです。
「品格の教科書」では父やお婆さんから教えてもらった「意味」を知ることができます。
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