検診機

きものや日記

着物ができて、仕立屋さんが店へ届けてくださると、先ずすることは

「検針機をかける」ことです。

 

 

それには祖父の代にあった苦い事件があります。

ある時、幼稚園のお嬢さんの七五三の着物をお届けしたところ

中に針が取り忘れてありました。

仕立屋さんにしてみれば、ちょっとしたうっかりも

許されることではありません。

それは納品した店の責任です。

 

仕事の始めと終わりに針を数えて確認してもらうよう徹底しました。

ですが、人間がやる事は完璧とは言えません。

 

 

その後、

当時としては大変な投資だったにも関わらず

父は迷わず検針機を書いました。

 

 

 

針の先が潰れた破片にでもピーピーとけたたましく知らせてくれます。

だからこそ、検針機をかけることは安心です。

 

二代目検診機 赤い部分に磁石が入っています。

 

初代の検針機は50年も活躍してくれました。

今のは一昨年お迎えした2代目さん、

初代に比べたら半分の大きさは半分、

コンパクトになりました。

 

 

中に強力な磁石が組み込まれています。

針が真横になっていると感知しないので、

縦横に何度も動かします。

厚みも5センチまでなので裏換えしてしっかりかけます。

 

お客様を守ることはもちろん、

仕立屋さんも、

店の信用も守ってくれている検針機は

当店の大切なスタッフさんです。

 

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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