生物学者、中村桂子さんに学ぶ☆「品格の教科書」みんないろいろで、みんないい。善からも悪からも学べます
品格の教科書
「人間は自然の一部だから
自然が壊れれば、人間も壊れる。」<中村桂子さん>
お正月には自分の専門外の本を読むのが毎年、
自分へのご褒美時間になっています。
尊敬する生物学者、中村桂子さんの本を読んで
激しく共感しました。
「ウイルスとはタンパク質の殻を被って
様々な細胞内へ入っていく遺伝子の粒子で、
『遺伝子の運び屋』なのです。
例えば、
哺乳類がおなかの中で子供をはぐくむのに欠かせない胎盤も、実はウイルスなどが外から運び入れたウイルスによって作られたことがわかってきました。」<中村桂子さん>
「もう無理だから、止めるよ」
友人のふとん屋さんが言いました。
彼はお客様の相談に乗って、いちばん良いと思うふとんを貸し出して
寝心地を試してもらっています。
買ってしまうとなかなか買い替えられないし、
捨てるのも大変、
毎日気に入らないのに使わねばならない
という状態にならないための親切なシステムです。
ところが、
ふとんが除菌スプレーでベチャベチャになって
返されてくるのだそうです。
そういった人は旅館やホテルでもベチャベチャにするのでしょうか?
空中にも、
人間の体内にも
菌は無数にいます。
テロリスト菌だけでなく、良い菌もいます。
人間にとって不利益だという理由で
何もかも根絶やしにして良いのでしょうか?
そもそも菌を0にすることなんてできるのでしょうか?
「人間が自然を制御できるという慢心が、
人間も自然の一部であるという当たり前の感覚と謙虚さ
が失われているということです」<中村桂子さん>
災害の多い日本では、
どんなに備えても
一生懸命に田畑を育てても、
一瞬のうちに失われてしまう、
自然には抗えない、
そこから謙虚な姿勢が培われてきたのでしょう。
科学技術の進化によって
他の生物や植物を征服し、人間が頂点に立ったと言う慢心に
制御しきれない小さなウイルス「コロナ」を使わされたように思えます。
ちょうど、星座のオリオン伝説のようです。
自分より強いものはいないと言い放った最強の狩人オリオンを懲らしめるために神様は1匹のサソリを遣わせました。
サソリの毒には勝てず命を落としたオリオンは、今でもサソリ座が東から上がってくると西の空からそそくさと沈んでいきます。
コロナもそういった人間の驕りを戒めるために蔓延したようにも思えるのです。
熊本城ホールで講演します。
1月23日(日)13:45〜
会費 2000円
お近くの方、
出張で熊本の近くにいらっしゃる方、
この際、熊本旅行しようかなって方
ぜひいらっしゃってくださいね。
「品格の教科書」は全国の書店さん、
またはアマゾンで手に入ります。
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