自分が蒔いた種は、自分に返ってくる「因果応報」☆「品格の教科書」お天道様が見ているのは「あなたの本気」です
熊本講演では一番前の席にお母さんと息子さんが座っていらっしゃいました。
ずっと熱心に聞いてくださっていました。
「16歳息子が寝ないか心配でしたが」
と言いながらも
「品格の教科書」などという一見固そうな講演会に
息子さんを連れてきてくださったお母さま、
「彼もとても興味深く拝聴したそうです」
と言ってくださってとても嬉しかったです。
話は変わりますが、以前のことです。
その日乗った電車はデッキまで数人が立っているほど混んでいました。
向かい合わせになった4人掛けの優先席に2歳ほどの男の子を連れた若いお母さんが座っていました。窓の手すりにはアイパッドや飲み物やお菓子が置かれ、その席を独占されていました。
「ここいいですか?」と次々と乗ってきた人が聞かれますが、
「この子が動くので」とお母さんは睨みます。
本来その席に座るべき、おじいちゃんやおばあちゃんまで
同じように睨んで寄せ付けませんでした。
「優先席は子供よりも、おじいちゃんやおばあちゃんのためのものなのよ」
少なくとも2人は座らせてあげて、
と言いたかったのですが、
勇気が出せず、私は黙っていました。
注意できなかった自分の不甲斐なさが今もトゲになって刺さっています。
親しい友達にその話をしたら、
「ゆっこさん、何も言わなくてよかったね」
えーーっ、???
グサリと、やられかねないから言わなくて良かったと。
確かに、そういうことも有り得ると驚きました。
「あなたが今やっていることは子供がしっかり見ています。
あなたが歳をとった時、同じことをされるのですよ」
と言ってあげたかったのです。
「因果応報」という考え方です。
「麦を蒔けば麦が生え、豆を蒔けば豆が生え、(中略)
良きことをすれば良きことが報い、
悪しきことをすればわるきことが酬うも、
お天道様の掟にて昔の世から、間違いしこともなし」
<福沢諭吉>
子供は真っ白なまま生まれてきます。
どのような大人になるのか、
どのような人生を送るのか、
その生き様を見せ、教えるのは親です。
子供はどの親から生まれてくるかは選べません。
どのように考え、どのような人生を送るかは自分の人生だけでなく、
子供の人生をも決めてしまうことを覚悟しなければいけないのではないでしょうか。
「品格の教科書」は全国の書店さん、
またはアマゾンで手に入ります。
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