「紐をきつく締めれば崩れない」キツくすればすれほど着崩れます☆着物あるある勘違い1
きもの豆知識
着物を着ていて苦しかったらこんな笑顔は出ませんよねー!
着物が着崩れたら困るから紐はぎゅっと結んで着付けする、という着付け師さんが多いようです。腰紐は伸び縮みしません。着物を体に押し付けて止めるものです。マネキン人形などは動きませんのでいいですが、人間は動きます。
腰紐をきつく締めれば動いた時に紐も着物も一緒にずれます。体が元に戻っても元の位置には戻りません。
ゆったり要所を押さえてあるからこそキレイでゆとりがあるからこそ動いても元へ戻るのです。
こういう勘違いをしている方は自分では着物を着ない方や着付けに自信がない方が多いです。人には着せるけど、どれだけきつくしたら辛くなるのかとか紐を結ぶ位置、その加減がわからないのです。決して腰紐が悪いわけではありません。熟練した方なら腰紐でスッキリゆったり着られて着崩れしません。ただし紐は一本でも少ない方が楽ですし、初心者の方は使いやすいゴム製品(コールンベルトやコーリン結びなど)を使割れるといいと思います。
着物が楽にきれいに着られて着崩れしない「山本流着方」の極意の7割は長襦袢の着方にあります。
原理はこうです。
襟抜き布にコールンベルトを通しておいて両脇で止めると3点が決まります。三角形を作ると体はその中で動きます。ゴムなので動いてもまた元へ戻ります。長襦袢さえ楽にきれいに着られたら着物はその上に重ねて着るだけです。
毎日着物を着て過ごし着物を着たままなんでもやっているからこその着方の工夫があります。
初心者の方でも2、3回できれいに楽に着られるようになります。また自己流で長年着ていらっしゃる方でもちょとしたコツでスッキリした着方になります。
あなたさまに合わせた着方をお教えします。「着物の着方を教えて〜」「着られるんだけどちょっとコツを教えて」「帯がイマイチなんです」とか、問い合わせからメッセージを入れてくださいね。
(コツをお教えする1回教室は3000円です。)
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