「身近な雑草の愉快な生きかた」文庫本を手に取った理由☆NHK朝の連ドラ「らんまん」始まる
「身近な雑草の愉快な生き方」稲垣栄洋著 2011年に出版されて11版も重版されています。
だいぶん以前ですが、タイトルと帯と前書きを読んで即、買いました。
それも美術館のショップで。
幼い頃、裏の三輪神社でおばあちゃんと遊んでいる時、いつも不思議に思っていました。
「アリが地面をいっぱい歩いているし、
草がいっぱい生えているんだけど、
私もおばあちゃんも誰も避けて歩いていないのに
なぜ死なないんだろう? なぜ枯れてしまわないのだろう?」
今考えれば変なことを考えていた子供だったのかもしれません。
牧野富太郎博士に1%くらい似ていた幼少期です(笑)
” 踏まれてもきっと大丈夫なんだろう ”
そう思えるまでかなりの時間がかかりました。
「雑草という名の植物はない」植物学者・牧野富太郎の言葉を昭和天皇が引用されましたが、
確かに「雑草」という言い方に、踏まれても抜かれても生き残る力強さ、しぶとさを感じさせます。
雑草が強いと思われているのは、(人間にとって)不要なのにしぶとく生き残ると捉える人間のジコチュウな見方に過ぎないのです。
この本はその見方を変えてくれ、むしろ愉快な気持ちにしてくれました。
雑草たちが暮らす環境は、ただ歯を食いしばって頑張るだけで息抜けるほど甘くはない。それでも雑草は、根を下ろした場所から逃げ出すことができない。(略)困難な環境と向き合い、逆境を受け入れる道を選んだ。そしてついには逆境の中で強く生きる術を身につけたのである。
<「身近な雑草の愉快な生きかた」プロローグより>
この後も「名もなき草」とひとくくりにされた雑草の気持ちになってその生き方を綴っています。
思わず、ニヤニヤしてしまいました。
足元に生えている雑草の話と思わず、起こったことに対する捉え方、生き方の話として面白いと思いました。
実は私がこの本を買った理由はもう一つありました。
「ケンカタバミ」という項目があったからです。
「ケンカタバミ」は呉服屋をやっていると、よく巡り合う「家紋」の一つです。
それが草の名前だったなんて!衝撃でした。
続く
見て、触れて、着てみれます。
「京裳苑」で着物を思いっきり楽しみましょう。
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京裳苑とは
京裳苑は毎年6月に京都、平安神宮前の京都メッセで開催しています。
今年で47年目です。
ひたすらお客様の指示があって続いてきました。
何百条もある広い広い会場に、毎年20数社の染屋さん、機屋さん、小物屋さんなどが一堂に出品していただきます。
京裳苑ではさまざまな着物や帯を見放題、選び放題、そして実際に着てみることもできます。
自分の着物を持ち込んで着てみて、帯を合わせるなんてこともできます。
着物好きにはたまらない展示会です。
6月2日(金)3日(土)4日(日)
京都、平安神宮前 京都みやこめっせ 1階
主催 株式会社 山本呉服店
「みやこめっせ」へのアクセスはこちらをクリックしてご覧ください。
[モデルコース]
12:30〜15:40 みやこめっせ集合。着物展示会で着物との出会いを楽しめます。
15:40〜16:00 祇園へ移動
16:00〜18:00 祇園川上で会席料理
18:00 祇園にて解散
自由に祇園の散策をお楽しみください。「由紀子のぎおん推しマップ」を差し上げます。
*3日、4日は10時から会場へ入ることもできます。午前からいらっしゃる方はメッセージしてください。
会費 おひとりさま 18,000円
ご予約の方のみのご案内となりますので、こちらからメッセージをください。
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