リオオリンピックが終わって、
福原愛さんが台湾の卓球選手、江宏傑さんと結婚会見を開きました。
絞りのトップメーカー「藤娘きぬたや」さんの疋田絞りの振袖です。
振袖姿も笑顔も「金メダル」級です(^^)
「藤娘きぬたや」さんのものは一目で分かります!
1. 絞りの目、一粒一粒が最もキレイに揃っています。
藤娘きぬたやさんでは絞り職人さんのテストが毎年行われ、
それに合格した人だけが最高級の絞りを絞れるそうです。
いつも切磋琢磨して技術を磨いている職人さんだけが最高級の「藤娘きぬたや」の絞りを絞れる資格を得られます。
2. 絞りの立体感と華やかさが圧倒的に違います!
先ず、絞りを巻く糸と回数が違います。
「藤娘きぬたや」の疋田絞りは絞りの一粒を絹糸で20回巻いて作っています。
他のメーカーは殆ど綿糸で巻いています。
綿糸は絹糸に比べて太いので7,8回も巻けば一粒巻けます。
その違いは歴然です!
絞った糸を解いて着物になった時、一粒一粒がピンとキッチリ立つ「藤娘きぬたや」に比べ、
他のメーカーの絞りはゆるく、立体感で劣ります。
出来上がりの華やかさが全く違います!
圧倒的に違うのは絞りの粒と粒の間の隙間です。
細い絹糸はかさばらず下までキッチリ巻けます。
それに対して太い綿糸ではザックリとしか巻けません。
地色を染めた時、地色がたくさん染まります。
そうすると出来上がりのイメージは圧倒的に違ってしまいます。
同じ黒地の振袖でも「藤娘きぬたや」のものは明るく華やか!
他のメーカーのものは黒っぽく地味なイメージになります。
3.特徴的なのは「色」華やかなパステルカラーが多く使われています!
「藤娘きぬたや」の色はピンクに紫を主流にしたパステルカラーが多く使われています。
それに対して他のメーカーはオレンジ主流です。
藤娘きぬたやの社長さんは自らがデザイナーであり絞りのプロデューサーです。
彼の感覚で作られている藤娘きぬたやの着物は他のメーカーとは圧倒的に違い、追随を許しません
ニューヨークのメトロポリタン美術館からのオファーで絞りの振袖を収められた
社長さんの色柄の感覚と藤娘きぬたやの技術は世界に誇る日本の最高の着物です!
着物の中でも最高!といわれ豪華で最も憧れの「絞りの着物」ですが、
その最高峰が「藤娘きぬたや」さんが作っている絞りの着物です!
メーカーである「藤娘きぬたや」さんは普通は小売屋とは直接は取引はしません。
大手の問屋へ卸し複雑な流通を経て手に入るものなのですが、
山本呉服店は40年も直接取引をしています。
毎年 京都で開催される「藤娘きぬたや」の新作発表会にも必ず伺って直接仕入れをしています。
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