京都の紅葉をゆったり楽しめるおすすめのお寺☆苔寺(西芳寺)予約制の効用

京都さんぽ

「久しぶりに苔寺(西芳寺)へ行きたい」

と思ったのは桂離宮では温暖化でスギゴケが絶滅しそうで、以前は抜き去っていたハイゴケでも緑だから土が見えるよりマシと大切に保護していると聞いたからです。

桂離宮より山に近くにある苔寺は少しは涼しいと思えるのですが、今にうちに見ておきたいと思いました。友人たちとの京都研修にこんな時しか行けないと思い、まずは苔寺を選びました。

 

 

学生時代に行った苔寺はビロードを敷き詰めたように苔がこんもりと生え揃って美しかったです。

西芳寺はかつてはいつでも誰でも参観できましたが、修学旅行生などをバンバン受け入れて苔が荒れたため1977年からは一般の拝観を中止しました。その後、事前申し込み制(ネットか往復ハガキ)になりました。その後は一度も行ったことがありません。

 

 

4人でネット予約しようとした所、2人までしかできなくて、友達に2人分の予約をお願いしました。写経付き 4000円前払いにびっくり!

 

ワクワク系マーケティング実践会のメンバーと研修旅行です。

 

まずは本堂で写経、その後に庭園を見学します。

 

スギゴケの緑に紅葉が美しい

 

いろいろな種類の苔があります

 

池に写る紅葉や黄葉が静けさを引き立てます。

 

庭の中にはお茶室もありました

 

お正月に飾る千両や万両があちこちに実をつけていました。

 

苔寺らしいヤマゴケ

 

苔寺の象徴のようなヤマゴケが懐かしい。心なし改善のような元気がない、スギゴケも少なくなり、邪魔にされていたハイゴケが緑を保っていました。

以前は剥き出しの土なんか見えなかったのにな〜

温暖化の影響でしょう。寂しい気持ちになりました。

 

 

事前申し込みで2人まで 前払い、一人4000円、写経付き  めんどくさい!

と思いましたが、そのおかげでゆったりと静かな紅葉の京都を楽しめました。

本当に来たい人しか来ないし、来れないですものね。来ている人のマナー、質がいいと思いました。

高い拝観料をいただく代わりに最高の価値を提供する。そのことによって良いお客さまに恵まれる。マーケティング的にも素晴らしいと思いました。

そう言った姿勢、あり方を示すことの大切さを客の立場で経験しました。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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