階段の段差に感じること☆着物がなくなって知らないうちに効率的なものに飲み込まれている。
最近、着物を着ていると階段を上る時に「イヤだな~」と思います。「何で?」と考えてみたら、階段がだんだん狭くて急になっていることに気付きました。
着物の裾が汚れそうなので思いっきり上前を自分の方に引き寄せ持ち上げる様にしてさっさと上がります。
以前の階段は足の長さギリギリじゃなかったし、段差がこれほど急ではありませんでした。
平面を広く使いたいために階段のスペースをできるだけ狭く効率的に縮めている結果だと思います。洋服の生活ではあまり問題にならないのでしょうね。
京都の素敵なお寺へ行くと時間が止まったようなゆったりした時間を感じますよね。お庭を見るとか襖絵を鑑賞するとかももちろんいいのですが、それだけでなく魅かれるのはそんなゆったりした空間が大きく心にゆとりをもたせているのではないかと思います。
お寺へ導く階段は一段一段が広くて段差が少なくてゆったりしていていいな~と思います。こういうのが「ゆとり」なんだな~と思います。
もともと着物の生活、歩幅や足の上げ下げに合わせた建築様式だったから自然とそうなっていたのでしょう。
人々が着物を着なくなったことでそんなところにもどんどん効率的な締め付けが忍び寄ってきているように思いました。呉服屋の独り言です。
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山兵、京都さろんで
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