新元号「令和」に決定、着物業界の今日☆皇室は着物着回しのお手本、ファッションリーダー
「新元号が令和になりましたね。」挨拶代わりにどこの問屋さんへ行ってもその話題でした。月初、4月は作家さんの逸品展が開かれている京都国際会館へ行きました。京都市内の北の端にある国際会館は寒くて寒くて、、桜もちらほら・・満開になるのは当分先でしょうね。
「令和」は1300年前の万葉集「梅花の宴」から由来した言葉で、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められているそうです。「日本の誇るべき国民文化の象徴」として決められたそうですが、着物はまさにその象徴ですね。
皇室や公家の衣装を代々承っている日本最古の機屋さん「紋屋井関」さんでは江戸時代、文化期の十二単の上着が展示されていました。
山本呉服店のブログに詳しく書いてあるのでこちらも見てくださいね。
日本最古、最高の機屋さん★紋屋井関
日本最古の伝統と格式を誇る「御寮織 紋屋井関」の袋帯、「京裳苑」なら選び放題!!
帯の展示では皇室の女性たちの帯が写真とともに展示されていました。
紀子さまです。
黒田さやかさまです。
「平凡な帯ばかりやね~」と声が聞こえてきました。
皇后さまをはじめ皇室の方たちはいろいろな着物に、帯を着回して着用されるので何にでも合う帯や着物にされます。
続いて絞りの専門メーカーさん「藤娘きぬたや」さんへ行きました。福原愛さんの結婚会見の時着られた総絞りの振袖を作ったメーカーさんといった方がわかりやすいでしょうか。
その真ん中に飾ってあったのは総疋田の着物です。「疋田(ひった)絞り」とは生地をつまんでその先を8つに畳み、絹糸で20回も巻いて絞ります。皇后さまが着ておられますのは反物の幅(横)40センチ足らずの間に55粒も絞られています。
着物もやはり同じ着物を着ても帯で変えられる無地とか控えめな柄が多く帯も合わせやすいものを選ばれています。
帯に添えられている写真を見ても着物も帯もシンプルです。いろいろな場所へ着物を着て行かれる皇室の方々は着物と帯の組み合わせを変えて着られるように色柄を選んでいらっしゃるのがわかります。上質なものを着回す知恵を見習いたいものです。
6月に京都平安神宮前、みやこメッセで開催の新作発表会「京裳苑」では皇室の方たちがお求めになっている着物や帯を製作しているメーカーさんにもたくさん出品していただきます。明日は社員の一部も打ち合わせに来ます。準備が着々と進んでいます。
「結婚式にご招待されたけど着物が着たいな」「子供の入学式に着て行きたいんだけど」「着物に合わせて帯が欲しいな〜」・・・
何か一つ欲しいものがあったら「京裳苑」へ行きましょう!
第42回 京裳苑
◾️ とき 5月31日 (金) 6月1日(土) 2日(日)
◾️ 場所 京都 みやこメッセ 1階 ( 平安神宮前 )
◾️ 入場料 無料
ご予約を頂いた方のみにご招待状をお送りします。
「京裳苑」ってどのような催し? どんな内容なの?
6月は着物のメーカーさんが秋冬物の新作を業者に向けて一斉に発表する時期です。それをいち早くお客様に直接見ていただこうと始まったのが「京裳苑(きょうしょうえん)」です。今年で42回目になる京裳苑は岐阜の着物専門店、山本呉服店が一社で主催し一流のメーカーさんたちがみやこメッセの広い広い会場に見渡す限り一堂に出品してくださる業界でも唯一の素晴らしい展示会です。
3日間の会期中はそれぞれのメーカーさんの社長さんもしくは制作責任者の方々が会場へ来て頂け、自社のこだわりや制作秘話、思いなどを直接聞けるのも楽しみです。自分の手に入れたものがどのようなものであるかを知るとかけがえのない大切な宝物になります。
42年続いているのはひとえにお客さまの支持があってこそです。結婚前に親子で京都で選んで作っていただいた思い出と変わらぬ色柄の良さで、また代が変わっても親子、孫と一緒に京裳苑で選びたいと来ていただいています。
よろしかったらご案内をお送りしますので、お申込みフォームにアドレスをお知らせください。ご案内状もありますので送って欲しいという方はメッセージの欄にご住所を書いてください。
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