「着物がキツイ」のではありません2☆山本流着付けが楽で着崩れない理由

セミナー

「ゆっこさんは楽そうに着物着ていますね」

本当に楽なのだからそんな顔をしているのでしょう(笑)

 

 

「山本流着付け」は母が毎日着物を着ながら工夫を重ねた集大成です。

 

 

起きたら、ささっと手早く着られ、

家事も仕事もなんでも着物を着たままこなす、

夜までストレスなく着ていられ、

着崩れしない。

 

 

着物のことがよくわかっていない人の着付けはやたらと紐を何本も使い、力任せに締め付けます。

 

「紐できつく縛っておけば着崩れない」と言う思い込みは全く間違っています。

 

 

 

間違っている理由は2つです。

 

一つは人間の体は柔らかくて、動くことです。

 

筋肉や脂肪は動けば移動します。着物もそれに連れて動きます。

動いた後、身体は元へ戻るのに紐でキツく縛られた着物は戻る余裕がありません。

動くたびにどんどん着崩れていくのです。

 

 

 

2つ目は、人間の胴体には締め付けても良い所と、圧迫してはいけない所があることです。

 

 

腰骨は人体の中で最も大きく強靭な骨なので、腰骨のすぐ上あたりを強く締め付けたとしても内臓の生理に悪影響を及ぼす事は無く、一番感じない所です。

 

それに対して腹部やウェストの柔らかい部分を圧迫すれば、内臓の働きが直ちに影響受けます。

 

 

身体の中心(みぞおちから下へ縦に)にはいろいろなツボが集中しています。

 

 

特に、鳩尾(みぞおち)は胃の入り口に当たるので、紐の結び目が当たるだけで気持ち悪くなります。

腰紐や帯枕の結び目は中心を外して左右どちらかにずらして結びばねばいけません。

 

 

 

 

2つの法則を知った上で、山本流の着付けでは

1)使用する着付け小物は最小限だけ。

2)ゴムの伸び縮みを適切に利用して「動いたら戻る

3)身体理論に基づいて適正な場所で固定させる

 

 

母が経験値から編み出した方法は、私が着物の歴史的進化や身体性との関係について調べるうちに、理にかなっていると確信を持ちました。

 

 

お客様から「楽なこの着付けのやり方を習いたい」との声で岐阜で着付け教室を始めたのが6年前です。

 

 

その間に「教え方」「学び方」も改善を重ねて、短期間でこの着付け方を誰もが再現できるようになりました。

この着付けを近々、オンラインでも始めます。

準備ができ次第お知らせします。

 

 

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「着物がキツイ」のではありません。着せ方の問題です1☆「山本流着付け」体験談

 

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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