和菓子は季節や願いも込めたコミュニケーションツール☆弘道館10周年イベントにちなんで老松さんの椿餅

歳時記

原田由美子さんのフェイスブック投稿から

 

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椿もちと桃の節句の共通点とよい兆し?

「椿の葉には邪気を祓う効果があると言われているんですよ。今日は、有斐斎弘道館さんのお祝いなので、太田先生の老松さんの和菓子を」
そう言いながらお抹茶と一緒に供してくださったのは、着付けをお願いした山本呉服店 山本由紀子さん。

凜とした葉ところんとした姿から「心配しなさんな」と語りかけてくれているような。

椿もちは、和菓子の起源ではないかとの説もある伝統的な京菓子。2月のお菓子だそうです。

そして3月3日は桃の節句。

いずれも平安時代からの風習が今に至り、邪気や魔除けを祈念し続いているもの。

奈良~平安にかけては天災と疫病を繰り返していた時代。
藤原氏の衰退を招いたのも疫病であったとか。

ワクチンという発想もない時代の人たちにとって、家族や身の回りの人たちのために、生活の知恵として生まれたのでしょう。

そう思うと、ちょっぴり勇気も湧いてくる。

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和菓子は古来よりただ食べるだけでなく、コミュニケーションツールとして使われていました。季節や行事とともに在りました。

弘道館の10周年のイベントに行かれるのだから「謂れ」のあるお菓子をお出ししたいと思いました。

 

椿の葉っぱを取ったらお餅がキラキラと水晶のように光っていました。

 

平安時代、源氏物語にすでに「椿餅」が食べられたことが書かれています。道明寺粉(水に浸して蒸した餅米を干して荒く挽いたもの)を戻して、砂糖がなかった時代に、あまづら(アマチャヅル)からとった甘味料を含ませた餅菓子で、和菓子の原点とも言われています。

 

その頃の椿餅は糖度15度程度で、現在なら甘い果物程度でしょうか。

お抹茶のお菓子となるに従って、中にこしあんを包み糖度40〜50度になったそうです。

 

花も緑もない季節に、椿の緑の葉に力強さを見出した椿餅(つばいもち)はウィルスも払ってくれるのを祈りも込めて、美味しくいただきたいものです(笑)

 

老舗料亭でも気後れしません!

マナーも身につきます。

 

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■ 4月23日  木曜日

■ 山兵さろん  12時集合  お昼は済ませてお集まりください。

12:15~14:30  花街セミナー

「たった1年でおもてなしのプロ、舞妓さんを育てる人材教育」  「都をどりの見どころを解説」

15:00~15:30    南座へ移動

16:30~   都をどり、鑑賞

18:00~   鈴乃ちゃんとお食事会

20:30    終了

■ 募集人数     5名さま 限定

都をどりのチケット手配と観光シーズンで料理屋さんへ入れる人数の上限です。

早期にお申し込みいただいた方を優先で満席になり次第締め切りとさせていただきます。

■ 会費   55,000 (税抜)

今回は、ディナーセミナーになりますので予定が変わります。

* セミナー終了後、オプションでお茶屋さんのバーへご案内します。

 

祇園情緒あふれる隠れ家の素敵なバーでアフターセミナーの創発をいたしましょう。お席に限りがありますので、セミナーお申し込み時に「オプション希望」と書いてください。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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