百聞は一見に如かず「舞妓さんを見てみたい」感動の花街セミナー1
「舞妓さんをそばで見てみたい」それが一番の目的だったかもしれません。
舞妓さんは知っていても遠い存在です。
どうしたらお座敷に呼べるのか、そのお座敷はどのように頼んだらいいのかは分からない方がほとんどなのでしょう。
「以前から一度、行ってみたかった」
「舞妓さんってどんな風なのか知りたかった」
「百聞は一見に如かず、自分で体験してみないとわからないですよね」
皆さん、それぞれの動機で来てくださいました。
堅苦しいことは抜きで美味しいお料理を食べて、舞妓さんと楽しくお話をしてもらうことにしました。
この前の祇園でのセミナーで大人気だった、舞妓さんになってまだ1年8ヶ月の鈴乃ちゃんに来ていただきました。全国からネットで応募してくる舞妓さんが多い中で彼女は京都市内の出身です。なかなかないレアーな存在です。
「どうして舞妓さんになろうと思ったの?」とみなさんの質問が集中しました。
「小学校の卒業文集にも舞妓さんになりたいって書いてたんどす」鈴乃ちゃんの決心は固かったようです。
舞妓さんになるにはご両親が反対してへんか、は重要です。何と言っても中学を卒業したばかりの女の子です。親元を一人離れてお姉さん舞妓さん達との共同生活は今までのとはあまりにも違う環境です。仕込みさんの1年はほとんど自分の時間はありません。踊りのお稽古やお姉さん達のお世話、覚えなくてはいけないことや慣れなければいけない週間ばかりです。厳しく「やめたい」という子もかなりあります。そんな時ちゃんと諭して頑張るように言ってくださる両親があってこそ乗り切れるのです。
実際のところ毎年、20人ほど入っても実際に舞妓さんになれるのは半分以下です。
「やめたいって思ったこともなかったの?」
「一度もおへん(ありません)」と笑いながら、でもきっぱりと言われた鈴乃ちゃんは自信に溢れていていました。
仕事として続ける鈴乃ちゃんの覚悟に皆さんの質問は集中しました。
花街にはたった1年で1000万以上の利益を上げる(京都女子大学、西尾久美子さん著作本より)舞妓さんに育てる仕組みと環境があります。その前の本人さんの意志とご両親の覚悟も必要なんですね。
つづく
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