結婚式に着物を着ていくのは相手の方を大切に思う心

着付け

今まで着物を着た中で一番楽でした!

心置きなく食べられましたし、

二次会へ行くのに京都の街を着物で歩けたのはプレミア感でしたね。

 

 

 

「出席したご家族の方に着物を着てきてくださってありがとうとお礼を言われました」

 

「ご家族にも喜んでいただけて本当に良かったです」

着物を着て出席してくださったのはこの子に対する思いやりでの現れですからとも言われたそうです。

 

 

結婚式をと二次会を終えて着物を脱ぎに戻ってこられたKさまに、今日はどうでしたかとお聞きしたらいっぱいお話ししていただけました。

 

 

今日はじめてお聞きしたのですが、Kさまは美大を出てパッケージデザインをされているんだそうです。同じくお母様も美大を出てデザインのお仕事をされているので、Kさまの成人式にはKEITA MARUYAMAの振袖を着せたいと探しておられたのだそうです。

 

Kさまのお写真を送っていただいてご希望をお聞きし、写真で着物を選んでいただきました。その後帯や小物のコーディネートも何通りかをお目にかけて選んでいただきました。

 

最後の極めつきのこだわりは長襦袢とこっぽりでした。

 

振袖用の長じゅばんです。このまま着たいくらいの可愛いさです。真ん中の白い布は着付けの時に襟を抜くための引っ張りです。

 

着ると袖から綺麗に見えます。手を上げた時も袖口から見えるんです。

 

長襦袢は下着ではなく、特に振袖では長いお袖を華やかに彩ります。

 

 

着物のイメージからすれば草履ではなくこっぽりはどうでしょうとご提案しました。黒の漆に金蒔絵の台に畳み表が貼ってあるところにふっくらした赤ののちりめんに白の刺繍の鼻緒が映えます。

 

 

Kさまは完璧でしたと喜んでくださいました。

 

 

今回京都店でお着せすることにしたのは、お母様からのお電話がきっかけでした。

「今度京都で結婚式があって着るのですが、その後着物のお手入れをお願いできますか」

 

着られるところを見たいと思っていましたし、山本呉服店で買っていただいた着物は自店で着付けも思うイメージで仕上げたいと思っていますので、すかさず「京都店でやらせてください」とお願いしました。

 

Kさまに直接お会いできて、

着付けをさせていただいて、

着姿を見られて、

お出かけになるのを見守って

脱ぎに来てくださるのを待って

明日はパールトーンさんへお手入れに出します。

「荷物がなくて助かります」とKさまは帰って行かれました。

 

こういった日常がとっても幸せなんです!

 

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山本呉服店では天皇陛下のご即位を記念して「有職着物」を作りました。

十二単と同じ製法です。

訪問着、色留袖として着られます。

 

11月15日〜18日、山本呉服店・北方店で発表します。

 

[有職着物はこんな方にオススメです]

*人が着ていない着物が着たい方

*柄が多い訪問着は苦手な方

*ちょっとシャレた無地の着物を探している方

*シャンとした着心地の着物が好きな方

*天皇陛下のご即位、令和の記念に何かが残したい方

 

 

山本呉服店へご来店になってぜひ手にとってご覧ください。試着することもできます。

ご連絡いただければ京都店(山兵さろん)でもご覧いただけます。

お問合わせはこちらから

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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