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祇園祭の曳き初めは女性でも参加できます☆山鉾の謂れを知ると祇園祭がもっと楽しめます。

歳時記

祇園祭の鉾建てが10日から始まっています。

雨が降っても日にち通りに進めなくてはならないのは大変だなぁと眺めています。

昨年はすごい猛暑で大変でしたが、それに比べたら涼しいだけいいのかもしれません。

 

 

鉾建てに伴って当店の周りは通行止めばかりで迷路のようです。

 

 

 

鉾を立てるのは釘を一本も使わず縄を結ぶだけで、まさに「縄の芸術」です。

動き始めと止まる時にギシギシと音が鳴り、移動している時も鉾が左右に揺れるので縄絡みにより衝撃が吸収されるんだそうです。

 

ゴブラン織りの緞帳で飾られると立派ですね!

 

昨日12日、長刀鉾の曳き初めにはものすごい人で前に進もうと思っても押し戻されていました><

 

曳き初め(ひきぞめ)は山鉾町の関係者だけでなく誰でも参加できます。どこの山鉾も最近は地元の小学校の行事の一環として集団で参加していらっしゃるのが見えます。この時だけは女性でも大丈夫なので曳く人は数百人にもなります。多分よほど早くから行って待たないとダメなのかなと見ていました。

 

山鉾ではそれぞれのご利益がある「厄除けちまき」が売られています。一番人気の薙刀鉾では今朝から烏丸通りで折れて北の方まで2列でズラッと行列ができていました。

 

ところで祇園祭と言うと厄除けちまきを買って鉾の上を見学できるのですが、今年は少し様相が違っているようです。ちまきを作る葉が不作で高騰し、量も思うように手当て出来ないんだそうです。

そこで鉾の見学はしたいけどちまきはどちらでもいいと言う方向きに見学だけのチケットが発売されるそうです。

 

 

 

行列ができるのが「蟷螂山(とうろう山)」です。

 

カマキリが動いておみくじを引いてくれる占いが人気なのに加えて二年連続で一番くじを引いたことで強運にあやかれると人気に拍車をかけています。

 

蟷螂山は「かまきり山」とも呼ばれ,屋根の上のカマキリがカマを振りあげて動くカラクリが乗っています。
「蟷螂の斧を以て降車のわだちをふせがんと欲す」という中国の詩文にちなんだもので,自分の力をわきまえずに大敵に立ち向かうことで勇敢さを讃えたた中国の君子の故事に由来しています。

 

火災で焼失した後カマキリを載せたそうですが、初めは動かなかったそうです。岐阜市にある名和昆虫博物館などへも研究に行かれたそうですが死んだカマキリばかりで、とうとう自分でカマキリを飼って動きを観察されたそうです。

リアルなカマキリの動きには圧倒されますよ。

 

山鉾には一つ一ついろいろな謂れ、物語があるのでそれを知って見て歩くとなお一層祇園祭が楽しめますね。

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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