作法を忘れた時はどうするか?☆「品格の教科書」への質問

品格の教科書

「作法を忘れてしまった時はどうしたらいいんでしょう?」

中嶋利恵さんから質問を受けました。

 

 

人間にとって完璧なんて有り得ません。

 

 

私も週に2、3回も老舗料亭へ連れて行ってもらっていたのに、

「どうすればよかったのかな〜」と

忘れてしまっていることがいっぱいあります。

もともと全部ができていたわけでもありませんし、、、

 

 

今も「品格の教科書」などという本を書いた「先生」なんて言われると穴に入りたくなります(笑)

 

 

 

本来、マナーに完璧などと言う事はありえないと思っています。

 

その場の関わりにおいてよかったかどうかは相手が決めることで、

形が正解かどうかの問題は二の次だと思っています。

 

 

 

最初の質問に私ならどうするかな〜と考えてみました。

 

一つは

「作法とはどういうものか?」「なぜその形ができたか?」

に戻ることだと思います。

 

 

例えば「左が上位」という一つの法則があります。

日本人が農耕民族であり、歴史上いちばん偉い人は天皇陛下だったことからきています。

 

作法やしぐさの根っこは同じ2☆「品格の教科書」「左が上位」と覚えておけば間違いません。

 

 

なぜそうなのかの意味を知っていれば、

他のことにも応用が利きます。

 

 

 

「相手に不快な思いを与えない」ことが作法の基本だから

どうすれば相手の方にはいいんだろう?

もし私が相手の立場だったらどう考えるのだろう?

 

と置き換えてみることです。

 

 

その上でどうしたらよいか分からなければ、

「失礼があったらいけないので教えてくださいね」

 

と、お願いします。

 

 

わからないことはわからないと素直に言ってしまうのも、

おどおどしているより潔いと思います。

 

 

本当に作法がわかっている方なら

「そんなことはいいのよ、楽しくやりましょう」

と言ってそっと教えてくださるはずです。

 

 

相手の懐へ飛び込んでしまって、仲良くなるというのもアリではないでしょうか。

必要以上に自分を盛ってみてもバレますよね(笑)

 

 

どんな時も目的は完璧にその場をこなすことではなく、

その方と人間関係を育むことだからです。

 

 

恐れず、そう言った経験、場数を踏むことこそ

オタオタせずにできるようになる近道なのだと思います。

 

 

 

「品格の教科書」は全国の書店さん、

またはアマゾンで手に入ります。

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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