学ぶことは楽し、知ることは楽し、雑学のすすめ☆「品格の教科書」の下地
私が通っていた高校は岐阜県立でしたが、とてもユニークな自由あふれる学校でした。
補習授業は一切なし、文化祭や生徒の自主的なイベントがとても盛んでした。
先生たちも参加して、放課後に竹を削って作った畳2畳分もある大きな「凧上げ大会」は悔しいけれど先生たち職員チームが毎年圧勝でした。
各科目に名物先生がいらっしゃって教科書に頼らないユニークな授業が繰り広げられていました。特に、先生の経験した話やエピソードが面白くて
「雑学の楽しさ」を知ったのものも高校時代の授業でした。
暗記しなければいけないような事柄も、一見関係なさそうな話を笑って聞いているといつの間にか覚えてしまっているような感覚でした。
「こんなお話ができたらいいな~」
「自分が面白いと思ったことは何でも記憶にとどめておいたら、いつか役にたつかもしれない」
名物先生の授業に憧れて自分もそんなネタを貯めていきたいと思った高校時代でした。
「品格の教科書」を書く根底になった日本人独特の考え方だと意識したのも、
その頃の日本史の先生のお話と紹介されたルース・ベネディクトの本「菊と刀」
によるところが大きいです。
「菊と刀」は
第二次世界大戦中のアメリカ戦時情報局が、「何を考えているのか全く理解不能な敵」日本を研究した論文です。コロンビア大学の女性研究員、ルース・ベネディクトの報告書「Japanese Behavior Patterns (『日本人の行動パターン』)」を基に戦後、まとめられて出版されました。
日本人は
喧嘩好きであるとともにおとなしく、
頑固であるとともに順応性に富み、
勇敢であるとともに臆病で、
保守的であるとともに新しいものを喜んで迎え入れる、
「『菊』の優美さと武士道に代表される刀の殺伐さ」
相反するものを持つ日本人を象徴しています。
あるある・・ですね。
戦後70年経って時代は変わっているのですが、なるほどと頷くことも多いです。
恥、義理、世間体、恩返し、人情、、、など
表面的には今はもう無くなっているように見えますが、
日本人の遺伝子にはしっかり組み込まれているように思えます。
教科書のような事柄だけでなくその周りの雑学こそ、
学びを楽しくするものでしょう。
これからセミナーや講演を聞いてくださる方に楽しく伝えられるよう、
じっくり読みたいと思っています。
「品格の教科書」は全国の書店さん、
またはアマゾンで手に入ります。
この記事へのコメントはありません。