見えないところで大変な技術にこだわる職人さんたちの努力を見た☆都織物さんへ見学に行ってきました。
「このCM覚えていますか?」昨年の夏、北川景子さんの美しさが際立って話題になりました。
無地っぽい着物なので帯がとても映えます!組み合わせがとても素敵ですね。
昨日、社員たちがお休みを使って京都・西陣の帯のメーカーさんへ研修に来ました。
毎年6月、京都みやこメッセで開催の「第42回京裳苑」に出品していただくメーカーさんとの打合わせも兼ねています。
山本呉服店ではこういった研修や勉強会、打合せを全員が揃ってやるために今年から水曜日と木曜日を連休にさせて頂いています。
着物の場合はマスコミ関係のためのプレスルームはほぼ無くてCMやドラマなどで着物を使うとなるとスタイリストさんは個人的に用意しなくてはならないらしいです。山本呉服店へもたまに問い合わせがあります。
この帯の製造元はその研修に伺った機屋さんのものだったのですが、どういう経緯で使われたのかは分からないそうです。ただこの帯が良くて選ばれ、大変話題になったことに間違いありません。
糸と織り方で柄にボリュームが出て、とても立体感があります。
現物を見て本当に素敵でした。オーラを感じるほどの迫力と重みがあるのに持ってみるととても軽いのです!500グラムもないそうです。そして触ってみるとシャキッとしています。
このシャキッと感を出すために「水抜き」という特殊な方法を使って織っているそうです。
「水抜き」とは織機で横糸を飛ばす「杼(ひ)」のな中に仕込む「管(くだ)」を水に濡らして乾かないうちに織る方法です。夏帯を織るときに極マレに使われる手法で京都でもほとんどそれをできる職人さんがもうほとんどいません。
絶滅危惧種の技術です。
実は水抜きを使わずに普通の抜きでも同じ柄の帯を作っているんだそうです。
「でもね、このシャキッと感が全然違うんです!」
説明してくださったデザイン担当の方は満面の笑顔でおっしゃっていました。
「最高のものを作りたい」と自分たちの技術を駆使する拘り、見えないところでも妥協しない努力が輝かせているのでしょうね。
「京裳苑」は山本呉服店が一社で主催し、たくさんの一流メーカーさんに出品してもらい行っている着物や帯の新作発表会です。
会場では種々さまざまな品種、色柄が出品され選びたい放題です。バラエティーに富んだ品揃えとお値打ちな価格で最高の展示会と言われています。42年も続いているのはお客様の指示の表れです。
第42回京裳苑は5月31日(金)6月1日(土)2日(日)です。ぜひ予定を入れておいてくださいね。
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山兵、京都さろんで
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