7月8月は透ける夏着物の季節です1☆浴衣を卒業したら着たい、きれい系の夏着物
「きれい~」「かわいい~」一人でため息をつきながら見ていました。
透ける夏着物や夏帯は本当にきれいで呉服屋の私たちでさえ憧れてしまいます。
この時期こそ涼しげな顔をして着物を着ている方を見ると、とても素敵に感じます。
いわゆるお中元のCMの感じです。
着物は季節とともに素材や仕立て方が変わります。
秋から春にかけては袷(あわせ)と言って裏をつけて仕立てます。ゴールデンウイークから6月いっぱいは裏をつけずに単(ひとえ)で仕立てます。
そして真夏の7月8月は単ですが、着物の素材そのものが透けます。横段にレースのように透けている「絽」や全体的に透けている「紗(しゃ)」とかが代表的な織り方ですが、最近は変わり織りのものも出ていて、素材感もまた楽しいです。
夏物の着物や帯を見られる機会は本当に少ないです。
というのも2月から3月に仕入れをしておかないと生産も少なく手に入りません。山本呉服店ではその時期にオシャレなものを見つけてご用意しています。
そこで着物がお好きな貴方様のために何回かに渡って紹介したいと思います。
夏の着物も帯も 白、黒、紺、せいぜい水色に紫が多い中で、茶色の夏帯は極めて珍しいです。
柄が華やかで不思議な魅力があります。
花の中心部分がほんのりピンクなのも素敵ですね。
着物は夏の小紋です。縦じまがまっすぐではなくランダムに少しよろけているのは手で引いているからです。まっすぐ線を描くよりよろけ具合がとても難しく、熟練した職人さんならではの技術です。
色も中間色のパステルです。柔らかい印象を与えるストライプですね。
着物も帯もふんわり透けています。
安心してください、着物の下には長襦袢を着ますし、帯には帯芯を入れて仕立てするのでそれほど透けません。
柔らかい印象を与えるストライプですね。
チェックの爽やかな夏名古屋帯です。
夏物というと秋草の柄などが圧倒的に多く、色も無彩色が多いので、こんなオシャレな帯も大変珍しいです。白、黒、紺、グレーなどの着物に合わせても素敵ですね。
つづく
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[ごあいさつ]
皆様にはお元気でお過ごしのことと思います。
私も3月末より長らく京都店を閉め岐阜にこもる生活を余儀なくされていました。
観光地はともかく、四条烏丸周辺は元の賑わいを取り戻していました。正直、ほっとしました。そこで、
京都店を再開し、ご来店のご予約をお待ちしています。
お着物のご相談だけでなく、京都(関西)へ行く予定が入ったから寄るよと言ってくださる方も大歓迎です!
相変わらず、岐阜と東京などの出張、仕入先との打ち合わせなどで留守にすることも多いと思いますが、できる限りご予定を合わせて楽しい時間を過ごしたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
山本由紀子
7月から京都店でも着付け教室を再開します。
ご都合が良い日をお知らせください。
着物まわりの雑学にも詳しくなります。
自分で着物を着られたら嬉しい〜🎵
*山兵、京都 着物を自分で着よう「きもの塾」募集!
最大限 2名までの個人レッスンです。
持ち物 自分で着られるようになったら着たい着物、長襦袢、半幅帯、
着付け用小物(足袋、肌着、衿芯、コーリンベルト、コーリン結び、腰紐1本、伊達締め、前板)
1回目は着物を着る前に着物の特徴や着方の説明などをします。
その時に持ち物を見せていただいてから始めますのでご相談ください。
なぜ?から学ぶ着方教室
6回 18,000円
ご都合の良い日を打ち合わせて決めまさせていただきますのでお申し込みフォームに書き込んで送信してくださいね。
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