2月の龍安寺、石庭は侘び寂びの世界☆見方、考え方で笑顔になれる。

京都さんぽ

「こんな景色、狙っても巡り会えない!」龍安寺に着いた途端、石庭に霰がザアーーッと降り始めました。石庭には最も相応わしいシーンでしょう。苔の緑の上にパラパラと落ちては消える白い玉を、言葉もなく見ていました。

 

昨日は友達が来てくださったので、ご一緒することにしました。行きたいテーマは「禅寺」龍安寺と金閣寺と大徳寺の大仙院。京都にいるからちょっとした隙間時間に行けそうなものですが、よほど決意しないと行けないので、良い機会と思いご一緒することにしました。

 

学生時代に桂離宮へ行ったことがあります。宮内庁が管理していて、その頃でも珍しい往復ハガキで3ヶ月前に申し込まなくてはいけませんでした。同じシステムで申込む 御所、修学院離宮より圧倒的に人気があって当選するのが難しかったのです。そこで一番閑散期と思われる2月に申し込みました。

 

上手く当たって行ったのですが、何しろ寒い!!

 

花はおろか、木の葉は落ちて幹と枝ばかりの殺風景な景色でした。

最悪の季節だから申し込みも少ないんだわ~、待っている時間、少し後悔しました。

 

桂離宮では10人位を1グループにして案内をしてくださる人が付いて詳しく説明してくださいます。

現れた案内の方は開口一番、

「今日来られた方は桂離宮の一番素晴らしい世界をご覧いただける幸運な方です」

 

意外なことを言われて、ぽかんとしている私たちを見てニコニコっとして、

 

「花や新緑の季節はそちらに目がいってしまします。そういったものに邪魔されず、最も桂離宮らしい侘び寂びの世界をお楽しみいただけます」

 

 

それを聞いた全員が思わず「おーーッ」と声が出て、寒さも忘れて笑顔になりました。

 

どんな時も自分の思いようで楽しめるもの、

その絶妙な考え方の変換で人も幸せにできること、

彼の案内人の方から学んだのは、今も心に残っています。

 

「吾、唯、足るを知る」真ん中の「口」を共有して読む、龍安寺の有名なつくばいです。雨に濡れて青竹も苔も生き生きしていました。

 

 

2月だからこそ行ってみたいと思った龍安寺の石庭はまさに侘び寂びの世界でした。

 

 

帰り道、玄関に「そうだ、京都行こう」のキャンペーンに使われた大きな写真が飾ってあるのに気付きました。そこには石庭のバックに濃いピンクの枝垂れ梅が満開でした。

 

石庭にはやはりシンプルなモノトーンの世界が似合います。

 

そこに霰が降る、なんて素晴らしい自然のプレゼントでしょう!

今日呼び寄せてくださったことに感謝しました。

 

雨や霰が降ったり止んだりのお天気でしたが、金閣寺はぱーーっと晴れて金色に輝きました。池に映る姿にも感動しました。まさにベストシーン!晴れ女の面目を回復しました^^

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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