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19年日本一、世界に誇る足立美術館☆美術館巡りは楽し4

2022.09.15

旅行

「今度行くなら、絶対に空いている時に行きたい!」先回行ったのは、コロナまえの10月でした。

出雲大社に近い足立美術館は「神在月」は混むのは当たり前。

外国人もどっと押し寄せていてゆっくり楽しむような雰囲気ではありませんでした。

それもそのはず、日本でそれほどでもないのに、全世界でも3本の指に数えられるほど外国での評価が素晴らしいのです。

 

今回は山本呉服店のスタッフさんたちの研修旅行として一緒に行きました。

 

 

「ナント、緑が美しいのだろう〜〜」入ってすぐに広がる白砂と苔の緑のコントラストの美しさ!!

ふさふさ揃った明るい緑の苔がこれほど美しい庭園は他では見たことがありません。

 

 

 

ガラス窓はさながら庭園を切り取った絵のようです。

イキイキと輝く緑の庭はいくら見ていても見飽きません。

 

 

庭園の美しさはひたすらメンテナンス!

社員さんは全員、出社して毎日一時間お掃除されます。

驚いたことに、木から落ちる水滴で苔が痛まないように炭が埋め込まれているのだそうです。

広大な庭園の細部にまで維持管理がゆきとどいている点が高く評価されているのです。

 

 

この日も入り口で4人の庭師さんが松の手入れをされていて、その模様をTVカメラが取材していました。

 

 

「松の木は道楽息子を抱えているのと同じよ」

 

京都のおばあさんはいつもため息混じりに言いました。

 

松の木のメンテナンスにはとても手がかかるので「金食い虫」だというのです。

 

 

 

モサモサに茂った松葉は手ですぐってさっぱりさせます。

赤松は幹の赤さを際立たせるために皮を剥くのだそうです。

親戚の家の松の木は一本に2、3人かかっても2日では終わりませんでした。

 

 

足立美術館には松の木だけでもその贅沢さは気が遠くなりそうです。

 

 

足立美術館は所蔵されている絵画も素晴らしいです。

 

 

ちょうど竹内栖鳳の企画展をしていました。

昨年の秋「品格の教科書」の出版記念パーティーをした京都のSOUDOHは竹内栖鳳の別邸でした。

力強い水墨画に出会って、ご縁を感じました。

 

 

足立美術館は横山大観の収集も有名です。

ゆっくり見られて、改めて富士山の絵に惹かれました。

 

 

朝日新聞に掲載された横山大観の言葉が添えられていました。

 

富士の名画というものは昔からあまりない。それは形ばかりうつすからだ。・・・富士を描くということは、富士にうつる自分の心を描くことだ、心とは人格に他ならぬ、それは気品であり、気はくである。・・・つまり己を描くことである。・・・描く限りは全身全霊を打ち込んでいる。

 

横山大観が素晴らしいと言われるのは、この気迫を感じるからでしょう。

 

 

 

 

美術館って見ていると結構疲れるんですよね〜〜、エネルギーにあてられるのでしょうか?

この日も美しさに心奪われ、ボーーーっと椅子に座り込んでみていました。

2時間もいるとぐったり!

 

 

カフェで休憩することにしました。

足立美術館の中には3ヶ所のカフェがあります。

「ザ、足立美術館」という景色を見ながらゆったりソファーが用意されているカフェ、

一番奥のお抹茶席、

私たちは日本庭園に面したガラス張りのカフェへ。

甘いもの、甘いもの、、、、食べたくなって「出雲冷やしぜんざい」をチョイス。

 

 

あっさりした甘味の大きなツブツブの小豆に、ゴロゴロたくさん入った「しらたま」が絶妙!

塩昆布で味を引き締めます。

 

 

実はスタッフさんたちは入った時から「お茶するならどこ?」とチェックしていました。

「一番最初のカフェはお庭が綺麗でいいけど、高いよーー。あれは景色代だね。こっちでいいわ〜」

さすが、主婦です(笑)

 

 

 

「品格の教科書」は今に伝わる所作や作法の意味を書いた本です。

全国の書店さん、

またはアマゾンで手に入ります。

 

 

 

 

山本由紀子

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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