「湯豆腐」と「冷奴」どちらも豆腐

京都さんぽ

京都の冬で人気の和食は「湯豆腐」。

同じ豆腐料理なのに、夏は「冷や奴」と言います。

なぜ「冷や豆腐」「湯奴」とは言わないのでしょうか。

 

 

実は「湯豆腐」は京都を中心とした精進料理。

四角い形で湯にくぐらせて温める調理法が主役です。

だから「湯奴」とは呼ばれず、「湯豆腐」として定着しました。

 

 

一方、「冷や奴」の“奴”には由来があります。

江戸時代、武家に仕えた下級の家来を「奴(やっこ)」と呼びました。

彼らが着ていた半纏に描かれた家紋「釘抜紋」が四角かったため、

四角に切ることを「奴に切る」と言うようになったのです。

冷たい豆腐を四角に切れば、これがそのまま「冷や奴」となります。

 

同じ豆腐料理でも、江戸と京都の言葉の文化がいまも食卓に残っています。

 

 

ところで京都で最も有名な豆腐屋の一つが嵯峨の「森嘉」

大豆の甘味がトロンとしてプリンを食べているようです。

 

 

昔は毎日、飛行機でハワイまで空輸していたとか。

 

そんなのに比べれば近い特権よ!と

学生時代、叔母の車を乗り回して嵯峨まで買いに行ったものです。

今は大丸の地下食品売り場でも買えます。

お昼頃にうまく時間が合えばラッキーです。

 

ポルトガルから伝わった揚げ菓子「フィリョース」に由来しています。

 

中に銀杏が入った「飛竜頭(ひりょうず)」も必ず一緒に買ってきます。

これも、関東では「がんもどき」というのでしょう。

しっかりお出汁を取って炊いた飛竜頭のおいしさはたまりません。

やはりお豆腐が良いからですね。

 

 

豆腐は大豆と水だけで作ったシンプルな食べ物ですが、

植物性タンパク質たっぷりの優秀な食品です。

千年以上も愛された素晴らしい食品を味わい深く食したいものです。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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