着物を測るのは「尺」  今でもセンチは使いません。

きもの豆知識

着物をさわっていると幸せな山本由紀子です。

呉服屋で着物を測る時は、尺ものさしを使っています。

伝統的に竹製で、二尺あります。真ん中一尺の所は竹の節になっています。
父がまだ生きている時に、絶対無くなるからとお千代保稲荷の縁日で見かけて最後に何本も買込みました。

 

鯨尺と曲尺は長さが違います

 

尺ものさしには二通りあって、大工さんが使う曲尺(かねじゃく)と呉服屋が使う鯨尺(くじらじゃく)があります。

鯨尺は鯨の髭(ひげ)をものさしの材料として使ったことに由来すると言われています。
鯨尺は曲尺より少し長いです。

ネットやチャットgptで換算する時くれぐれもお間違いなきよう!

 

 

尺物差しは片方にセンチも付いていて、尺とセンチの換算にも使います

 

 

単位は1分(ぶ)が10で1尺(しゃく)、10尺で1丈(じょう)です。
1尺は約37.88センチです。

例えば、一般的な袖丈は1尺3寸と言えば済むのに、

センチで言うと49.25センチとか面倒なんです。

ですから着物は絶対、尺の方が便利なんです。

 

 

ところで、もう何年も前のお話ですが、
仕立屋さんのお家で車をバックでUターンさせようとしたら、

後ろを見ていてくださいました。

「あと2尺、あと1尺、、、」
まさか20代の若い人が長さを尺で言われようとは!

私はいつも着物を裁断しているから感覚で分かりますがーーー、
大笑いで力が抜けました。

 

まだまだ尺物差しを使い続ける呉服屋です。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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