着物の着付けは簡単です☆早く上達する!3つの大切な「学び方」

着付け

「今日1回で着物がキレイに着られます」

 

13期生の着付け教室が始まりました。部員さんたち(生徒さんたち)は

「えーー、それは無理よ」という顔をなさっていました。

 

 

ところが、どうでしょう。

写真の通り、綺麗に、一人で着られました。

 

しかもガチガチの着せられた感がありません。

 

 

もちろん、私はいっさい手を出していません。

 

 

本当に嬉しそうになさっていました。

 

 

着付けを始める前に3つの大切な心構えをお伝えすることにしています。

 

 

 

まずは一つ目、

「まず、着物の着付けは簡単だと思い込んでください。

昔は子供でも毎朝起きたら自分で来ていたのですから」

 

 

何事も「難しい」と思わないことです。

 

そう思ってらご希望通り難しくなってしまいますから。

 

まずは刷り込まれている概念を取り除くことです。

 

 

2つ目、

逆算して学びます。

 

 

目指すべき着物の着姿はこんなスタイル、なぜならば・・・

それを実現するためにはどうすればいいか、

その理論をしっかり頭で理解します。

 

 

これをこうして、次はこうして・・では意味不明、上達に時間がかかりすぎます、

 

 

3つ目は

綺麗な着付けは「再現性」です。

再現性のあるやり方、コツを学ぶことです。

 

 

熟練した職人さんがお手本です。

伝統的な技術を身につけるには師匠のやり方を見て同じようにやる、ムラなくいつも同じものができるようになります。

 

着物の着付けも同じです。

考えなくても手が動くようになれば、いつでも着られます。

 

 

車を運転するときにいちいちブレーキを踏んで、スタートボタンを押して、ギアをドライブにしてなんて考えませんよね。無意識レベルでやっています。

 

「こんな面倒なことをしなくても・・」と思ってもそのやり方は長年やっているうちに研ぎ澄まされ、実は一番無駄のない動きだからです。

 

長い間の鍛錬によって確立された方法には「なぜやるか」の理由があります。

 

 

この3つを心がけて私の手つきを真似していただいています。

 

 

 

13期生の皆さん全員が一回でキレイに着物が着られました。

 

 

その嬉しそうな表情が今も目に焼き付いています。

 

 

「目指すべき着物姿」「なぜ?」については次のブログで書きます。

 

続く

 

 

何事にも「なぜ?」「どんな意味があるの?」を追求したくなる性格の私です。

品格の教科書」は今に伝わる所作や作法の意味を書いた本です。

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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