無地着物、紅花紬と帯あわせ☆着物と帯のコーディネート
「着物大好きです」お母さまもお嬢さまも口を揃えて仰るKさまが展示会に来てくださいました。お母さまは着付け教室にも来ていただいていて、前日にも自分で着物を着て来てくださいました。
せっかく来ていただいたのでお嬢さまにも着物体験をしていただきました。
先の写真は無地の着物に名古屋帯です。
無地の着物と言っても生地の織り柄が立体的に浮いていて、小紋のようにも見えます。
帯を格の高い袋帯(金銀の入った帯や唐織、箔などの帯)を合わせれば、結婚式などの儀式にもお茶会にも着ていけます。
こういうオシャレな名古屋帯を結べば着たい時いつでも着て行けます。
Kさまは着られる機会があれば着物を着てくださるお嬢さんですので、儀式だけでなく時々着て頂けそうです。
続いて、米沢の紅花紬を着ていただきました。
紅花は山形県の県花にもなっていますが、紅花の一大産地として生産が盛んに行われてきました。7月上旬から中旬にかけて、山形各地で橙色の紅花畑が広がります。ジブリ映画「おもいでぽろぽろ」の舞台にもなりました。
「ベニバナ」は、キク科の植物でアザミに似た形の黄色い花です。鋭いトゲがあるので。早朝の朝露に濡れトゲが柔らかい時に摘みます。映画でも朝早くに摘んでましたね。
紅花は舞妓さんの真っ赤な口紅にも使われています。化粧品や着物を染める貴重な赤い染料の原料となります。
紅花から採った染料で染めた後、媒染剤によっていろいろな色に変わります。媒染剤には植物染料を発色させ定着させる役割があり、ピンク、クリーム色、水色、若草色、淡いグレー、紫など多彩なパステルカラーになります。
Kさまのお嬢さまの可愛らしいイメージで、同じ名古屋帯を合わせてみました。この名古屋帯は色無地でも小紋でも紬でも合わせられます。
他の帯も合わせてみました。
すっきり大人っぽい感じですね。スタイリッシュな洋服の感覚です。
帯合わせでイメージが全く変わります。
この二本の帯を合わせるとKさまのお嬢さまのイメージではなくなってしまいます。
着物の色柄が似合うことも大切ですが、帯や帯締めの合わせ方で別物になりますね。
着物のコーディネートって大切だなあと改めて思うのです。
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