男性、はじめての着物選び1☆生地のイメージで選ぶ

きもの男子

「将棋の藤井聡太くん、この頃いつも着物だね」高校生でありながら将棋という伝統分野で活躍する藤井くんが大注目されています。彼みたいな若い人が着物を着て対局するのもとても新鮮です。         

 

テレビでも男性の着物姿が多くなったと思いませんか?

いつもならお正月を過ぎると着物姿は影をひそめるのですが、最近は自分のイメージをアピールするためにかもしれませんが、着物を着ている登場する男性も多くなったように思います。

きっと潜在的には着物に対する憧れとかがあったのではないかと思うのです。

男性の着物は数十年前までは紬、特にアンサンブルと言われる着物と羽織が同じもので揃ったのがが多かったのですが、今は色柄、生地の織り方などを変えて、上手く組み合わせてとてもオシャレです。

 

素材的にもお召や江戸小紋など多彩です。

お召は先染め(糸の段階で染めてから織る)ので少しカチッとした感じになります。それに対して後染め、いわゆる小紋(白生地を織ってから染める)は柔らかいしなやかな印象になります。女性の洋服で言い換えるとお召しはスーツっぽいし、小紋はドレスっぽい感じでしょうか。

 

着物は色柄選びも大切ですが、生地の風合いから発するイメージを決めることも重要です。

 

当店のホームページ、トップの写真の池田さんは銀行の頭取の新任パーティー参加のために着物を作っていただきました。その後、会社の新年宴会などビジネスの場で着られています。

 

着られる場所を考えてきちんとした感じのお召から色や柄を選びました。

空手の有段者でもある池田さんには柔らかい小紋のイメージよりやはりパリッとお召じゃないでしょうか。

 

趣味できるのか、ビジネスできるのか、目的に合わせる。

着る方のイメージに合わせる、

もちろん好みやなりたいイメージに合わせて選ぶのも大切ですね。

 

 

 

このブログの生地の写真はサロンでの写真は初めて着物体験をしていただいたときのものです。ちょっと驚きの表情です。前は完璧着物を着た感じがわかります。

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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