昔の羽織、どうしたら使える?☆タンスに眠っている丈の短い羽織をリフォームして帯を作る。

きもの相談

「タンスを整理したら昔の羽織が何枚も出てきたんだけど何かになりませんか?」着付け教室に来ていらっしゃるOさまが何枚も羽織を持って来店されました。

お嫁入りの時にお母さまが作ってくださった羽織ですが、当時は羽織丈が短かかったために80センチ余りしかありません。今の羽織やコートは明治、大正時代の頃に戻って丈が長くなっていますので、短い羽織を着るとおしゃれではないどころか着物まで古びて見えてしまいます。

 

 

「長く仕立て変えることはできませんか?」と聞かれましたが、できません。

見頃は裏に曲がっているので伸ばせます。最悪、裏地を変えれば長くなります。しかし、脇に細い「マチ」というものがあって、それはたいていの場合、縫込みはないのです。

もっと問題なのは襟です。襟は広い幅のものが畳んで付けてあるため、これも縫込みはないので伸ばせません。

 

そこで、見頃のいい柄の部分を取り合わせて帯にしていただく提案をしました。

名古屋帯にもなるのですが、Oさまは細帯(小幅袋帯)にされました。

丈が短かった絞りの羽織で細帯が出来上がりました。

 

羽織の生地は柔らかいですが絹の帯芯を入れると厚みもできてしなやかで結びやすくなります。

 

細帯は浴衣帯と同じ幅ですが、長さは50センチほど長く、袋帯の長さがあります。

 

なので帯結びが華やかにいろいろ結べます。浴衣帯は浴衣にしかできませんが、

羽織で作れば小紋や紬などにも合わせられます。

 

大島紬の着物に絞りの細帯を結びました。

 

いつもお太鼓を結ぼうと思うと大変ですが、細帯であれば前で結んで後ろに回せるので手軽に結べます。真四角なお太鼓より可愛いですし、結び方も自由です。

また三重紐(一本の紐状のもので、後ろの部分だけゴムが3重になっています)を使ってリボン状に摘んではさみ込むだけで豪華に結べます。

Oさまはお孫さんの七五三にも結んであげられると大喜びでした。結んだ帯を背中に引っ付けるより素敵ですものね。

 

細帯の後ろ姿はこんな感じです。お太鼓でなくてもいいですね。

 

帯〆はなくてもいいのですがきちんと感が出るので結んでみていただきました。

大島紬の着物に絞りの細帯を結びました。

 

帯〆一本でとてもおしゃれになります。まったく違うブルーを提案してみました。

帯〆一本でこんなにも変わります。

 

スキっとした感じになりました。

「帯〆一本でこんなに全体の雰囲気が変わるのね〜」とOさまもびっくり!

着姿で見てみるとその違いがよく分かりますね。

 

細帯は本当に重宝します。

タンスに眠っていた羽織も活躍しますね。

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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