ノーベル賞授賞式出席の本庶滋子さんの着物と外国で着るきもの選び☆「染の百趣 矢野」さんの訪問着
「ノーベル賞授賞式に本庶さんの奥様が当社の着物を着ていただけることになりました。」満面の笑みで喜んでいらっしゃったのは「染の百趣 矢野」の社長さんでした。
ノーベル賞受賞が決まったすぐ後のことだったので、もちろんオフレコでしたが私も内心とても楽しみにしていました。
ノーベル賞授賞式では女性もイブニングドレス着用のドレスコードがあって自国の民族服も男性と同じように認められています。今回受賞の本庶さんは自前の紋付羽織袴姿の和服で一手に注目を集めまられましたが今までの受賞者は燕尾服を借りたんだそうです。厳格なドレスコードなのでそれを貸してくれるところに任せた方が無難ということなのでしょうか。
同伴される奥様はほぼ毎年着物(訪問着)を着用され、外国の方にとても好評なのだそうです。なので奥様は着物を着ていかれるだろうとほぼ決定事項のように思われていました。京都の方なのでどこの染め屋さんのものを誂えられるかにも関心が集まっていました。
矢野さんは本格的な京友禅と江戸友禅を染められる極・極貴重な技術を持った素晴らしい染め屋さんです。毎年、山本呉服店が京都のみやこメッセで開催している「京裳苑」でも最も人気がある染め屋さんの一つで3日間社長さんが会場に来てくださいますし、とても親しくさせていただいています。
矢野さんの会社へ伺った山本呉服店のお客さまの声はこちらをご覧ください。
最高の生地を使い伝統柄を矢野さんらしい独特の色使いと素晴らしい技術で染められています。矢野さんの着物は着物に馴染みのない方が見ても圧倒的な美しさです。本染めなので生地の裏から見ても表と変わらないくらいしっかり染められています。なので写真写りもぼやけずとても華やかです。
外国で着る着物を選ぶ場合、あまりぼやけた色柄は避けてはっきりした色柄の方が良いと言われています。というのも黒い瞳の日本人は微妙な色彩を見分けられますが青い瞳ではちょうどサングラスをかけた状態になるので、はっきりとした色の方が良く見えるのだそうです。衣服ばかりでなくインテリアとか建築などでも瞳の色は「良い」と認識するものに影響するそうですよ。
ノーベル賞授賞式だけでなく外国で行われるパーティーに出席する場合ドレスコードに合わせて着る洋服を決めるのも大変ですが、それに合わせてアクセサリーやバック、靴もそれ相応のものを毎回設えるのはとても大変です。それを考えれば着物って良いですよね~!アクセサリーなんていりませんし・・。なおかつ、どの国の衣装よりも尊敬され憧れの目で迎えられます。着物を着て行った方は皆一応にそう言われます。
外国に行かれる方は是非着物を着てみてください。パーティー出席とかがなくてもホテルでお食事されるだけでも着物を着て行かれたら必ず「よかった~」と体験されます。洋服に比べたら大変コンパクトに小さくなりますしね。年末年始のご旅行やお仕事でのパーティーに是非着物を活用してください。ドレスコードに基づいた着物選びやコーディネートなど何でもお問合せフォームからお気軽にご相談くださいね。
「染の百趣 矢野」さんの会社で着物を見てみたいというご希望がありましたらお申込みフォームからおしらせください。
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