代々、皇室の装束を承った皇室御用達「御寮織」☆西陣「紋屋井関」の帯

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皇室御用達を務めてきた機屋さん「御寮織」だけに気品があります。Aさまの着物は「桐竹鳳凰紋」の色無地、袋帯とともに紋屋井関さんのものです。

 

「御寮さん(紋屋井関)の帯を締めたらますます着物が着たくなるわ」

帯の軽さとフィット感にAさまは着るたびに感動していらっしゃいます。紋屋井関さんの大ファンで、お花の会に行かれるこの日も着物と帯どちらも紋屋井関さんで着て行かれました。京都の平安神宮前みやこメッセで開催する新作発表会「京裳苑」(きょうしょうえん)で選んでいただいたものです。

 

京都・平安神宮前の岡崎公園にある「みやこメッセ」で毎年、6月初めに新作発表会「京裳苑」を開催します。着物の専門店でこの場所で展示会をするのは全国でも山本呉服店だけです。

 

41年続く「京裳苑」には京都の一流メーカーさん達が直接出品してくださいます。メーカーさんの社長さんまたは制作の責任者の方が会場へ来てくださって作る時のこだわりや苦労話など現場ならではのお話が聞けます。

 

 

お客さまに熱心に「御寮織」を語る山本さん。

 

「お前、結構有名人なんやな~って親戚から言われましたー」と紋屋井関さんの山本さんが笑って話されました。

私が書いた山本呉服店のブログの記事が「紋屋井関」でも「御寮織」でも検索すると上位にランクされ、山本さん(井関さん)の写真が表示されます。親戚の方がそれを見はったんだそうです。

 

京裳苑会場です。

 

井関家は室町時代に創業し500年以上続いていて現在の当主は19代です。1555年(織田信長が活躍していた頃)に日本で初めて空引機を考案し高級な紋織物(織機で柄を織る)の国産化しました。1571年に大舎人座(おおとねりざ、朝廷の織物司)31家の中から「御寮織物司」に任命された由緒ある機屋さんです。

明治維新まで代々、皇室や公家の衣装だけを300年以上に渡って製作してきました。御寮織物司の中で現在まで続くのは紋屋井関さんだけです。

 

織り上がったばかりの裏地を付ける前の袋帯です。

 

先日、「京裳苑」の打ち合わせに行ってきました。

「山本呉服店さんのお客さまは若い方ばかりやから明るい色を作りました」

 

明るい系の袋帯です。若いお嬢様にも締めていただけますね。一番左は井関さんの柄「桐竹鳳凰紋」です。

 

井関さんというと一般的にはこげ茶や黒っぽい濃い地色が多かったのですが、京裳苑に向けて明るい色の袋帯を作ってくださいました。

 

 

 

何十年流行も追わず変わらぬ市松模様のぼかしの帯にもピンク系が登場しました。日常にオシャレに合わせやすく、セミフォーマルまで締められる永遠の人気を誇る袋帯です。

 

 

市松模様の袋帯は紋屋井関さんの永遠の人気な袋帯です。ピンク系の明るい色が加わりました。こんな帯を合わせれば濃い地色の着物でも軽に着られますね。

 

 

年齢を問わずどんな着物にも合わせやすい黒地の袋帯です。回し方を変えれば2通りの柄が楽しめます。

 

 

写真では微妙な色が写らなくてとても残念です!実際は柔らかい繊細な色です。京裳苑の会場でお手にとって見てくださいね。

 

「桐竹笹に鳳凰」の織り柄の着物です。伝統の柄で白生地を織り、中間色の柔らかい色に染めてあります。無地の着物としてお茶会などの正式な場にも着ていけます。

 

以前、当店のネットの記事を見た方から「これは織物ではないのですか?」とお問合わせがありました。

織る前、糸の段階では染めず、白生地を織ってから染めているので「後染め」「染めの着物」です。織り柄にとても立体感があり浮き出ているので「織り」の着物と思われたようです。

実際、小紋のようにも見えるほど柄がしっかりしているのでオシャレな帯をして日常のお出かけにも着ていけます。

 

細い糸で繊細な地紋がしっかり織られていてとても立体的な無地の着物です。

 

井関さんでは着物はこのシリーズだけです。

生地がしっかりしているので単衣(裏を付けず仕立てて5月から10月初旬まで着られます)にも最適です。

 

「御寮さんに着たところを見せたい」と京裳苑に着て行ってくださいました。山本さんもファンのお客様と楽しそうです🎵

山本呉服店のお客さまにも井関さんファンはとても多いです。

伝統的な色柄で見た目に重厚感がありながら実際は締めているのを忘れるほどとても軽いです。細い糸をしっかり打ち込んで織ってあるからです。だからこそ繊細な文様を表すこともできるのです。

 

薄くて軽いのが写真でも一目瞭然ですね。

 

見る位置によって光の具合によって色が微妙に変わります。

 

井関さんの帯は締めるととてもフィット感があります。

織物は縦糸が張られた織機に横糸を織り込んでいくので組織は90度です。丸い体に巻き付けようとすると融通が利きにくく違和感がありますが、井関さんの帯は斜め(バイヤス)に引っ張ると伸び、また縮んで元に戻る、織物の常識では考えられない不思議な機能があります。

帯を体に回して一度キュッと締めるだけで余分な力を使わなくても体にぴったりフィットします。お太鼓も柔らかい線で綺麗に決まります。

紋屋井関さんの帯は驚くほど斜めバイヤスに伸び縮みするので締め心地が素晴らしいです!

 

お客さまも着付けをすると「締めると全然違うわ~!」と感動されます。

まずは締めているかどうかも分からないくらい軽いです。

なのに着物を引き立て着姿に高級感が出るので締めた方はとても満足感があります。

そして1日締めていてもそのフィット感で疲れないということでしょうか。

紋屋井関さんの帯を締めると「いつもこの帯ばかりになってしまうわ」と言われる方が多いです。

 

井関さんの帯にまだ出会われていない方にも京裳苑で見て触れていただきたいと思います。

 

写真ではとてもご紹介しきれないたくさんの作品と出会えます。濃い地色の伝統的な袋帯に加えて京裳苑では当店のお客様に合わせて明るい地色のもの、若い方にも締めていただける可愛いイメージの色の帯も揃います。

京裳苑の期間中3日間は井関さんの山本さんもずっとみやこメッセに居てくださってどんな質問にも応えていただけます。彼の商品に対する自信と真剣さできっと紋屋井関さんの良さを実感していただけると思います。

そしてぜひ彼に会いに来てください。

 

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第41回 京裳苑(きょうしょうえん)

2018年  6月 2日(土)3日(日)4日(月) 

京都・平安神宮前  みやこメッセ

主催   岐阜 山本呉服店

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* 当店のお客さまのみの催しです。初めての方は前もってお問合せフォームからメールでお知らせください。追って詳しくご連絡させていただきます。

* 山本呉服店 北方店、池田店から毎日大型バスが出ますのでお近くの方はご利用ください。

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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