5月5日「端午の節句」になぜ柏餅?☆「品格の教科書」作法や風習には意味や理由がある

歳時記

5月5日はこどもの日、男の子の成長を願う日です。

こいのぼりを上げ、柏餅やちまきを食べた方も多かったのではないでしょうか。

 

 

 

今はほとんどやらないのかもしれませんが、青々とした菖蒲の葉っぱや根をお湯に入れて菖蒲湯につかります。

 

菖蒲は昔から中国では薬草とされていて、特に根はリラックス効果や肩こり、筋肉痛に効くとされてきました。

 

 

奈良時代平安時代には青々とした新緑の頃に薬を取りに乗って出かけ、その薬効で邪気を払う節目の日だったそうです。

 

それが後に「菖蒲」と「勝負」の語呂合わせから武士が重んじる行事になりました。

 

 

夕方買いに行ったら会話持ちは売り切れ寸前でした。

 

 

端午の節句に柏餅を食べるようになったのは江戸時代からです。

 

柏の葉は古来から神聖なものとされてきました。

 

神社などの家紋にもよく使われています。

 

家紋の業務用図鑑「平安紋鑑」にも柏の紋はいっぱいあります。一番多いのが「ミツガシワ」柏の葉っぱが3枚です。かっこいい紋ですね。

 

 

柏の葉は秋にかれても、春に新しい芽が出るまで落ちずに木に残ります。

 

親から子へと途切れず縁起が良いと言われました。

 

そこで青塩漬けにして柏餅を包むようになったと言うことです。

 

 

そういえば、春になるとお墓に大きな枯れた柏の葉っぱが落ちていたことを思い出しました。

すぐ近くに柏の木があったのです。

久しぶりに柏の木を探してみると切り倒されていました。

 

 

この柏の木が切り倒された経緯はわかりませんが、最近は街路樹でも大きな葉っぱは始末に困るので嫌われるようです。意味よりも機能性が優先されるのは少し残念です。

 

 

 

第45回 京裳苑

 

昨年、京都みやこメッセの会場からライブを5回行いました。

見てくださった方から「すごいですね〜」「作った人のエネルギーが伝わってきます」「今すぐでも行ってみてみたい」実際に最終日には7人もの方が遠方から駆けつけてくださいました。

着物を見たり触れたりする機会がない中、本物を見、本物に触れられる機会です。

「着物や帯を見てみたい」という方は是非お問合せからメッセージしてください。

 

■ とき   6月4日(土)5日(日)6日(月)

■ 場所   京都・平安神宮前 みやこメッセ

■ 主催   (株)山本呉服店

 

*山本呉服店のお客様、特別ご招待の方のみとなります。

 

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「品格の教科書」は全国の書店さん、

またはアマゾンで手に入ります。

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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