帯締めを長持ちさせる収納の仕方

きもの豆知識

「ちょっと待って!」

着付け教室が終わって、帯締めを何気なく丸めてしまおうとされる手を止めました。

長い紐を片付けるには絡まないように縛りたくなります。

 

 

帯〆はしっかり帯を止めるものです。

結び目にはもっとも大きな負荷がかかります。

 

4つに折るとちょうど結び目が折れてしまいます。

 

帯締めは伸ばしておくことによって1日かかって元へ戻ります。

 

四つに折るとちょうど結び目が折れてしまって元へ戻るのを止めてしまい疲労していきます。

 

 

帯締めは二つ折りにして収納しましょう。

 

帯締めを収納するには二つ折りにして、タンスの引き出しに着物の隙間に伸ばしておくか、ネクタイ掛けに掛けておくのが良いでしょう。

 

真ん中が折れてもその部分はお太鼓の中に入ってしまいます。

 

結び目を休ませてあげることが帯締めを長持ちさせる秘訣なのです。

 

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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