着物の柄に込められた思いを受け取る☆着物を着ることは相手に対する「おもてなし」
イベント
札幌では「豊平館」という歴史的な素敵な場所でのお話会とあって、
浴衣や夏着物を着てくださる方が何人もありました。
私が呉服屋だから「着物を着ようかな」と思ってくださったこともあると思います。
わざわざ手間をかけて着替える、
場にふさわしい物を着る事は相手を思いやることです。
「品格の教科書」p79
「その場の雰囲気を作り出す一員である」ことを忘れず、思いやりを持って、その場にふさわしい服装を選ぶことです。
本当にありがたいと思いました。
来てくださったのはご縁で結ばれた方々なので、できることなら私が着付けをさせていただきたいと思いました。
楽で動いても着崩れしない着付けを体験していただきたいという思いも込めて。
浴衣や着物姿がとっても素敵で嬉しくなってしまいました。
実は着物の柄にはそれぞれに謂れや意味があります。
学校法人 北邦学園の理事長さんで絵本のコンシェルジュでもある佐賀のり子さんは
糸菊の柄です。
古くから長寿を象徴しています。
繊細で伸びやかな花びらがよくお似合いです。
帯も縁起が良い七宝柄です。
円形が永遠に連鎖しすることから、円満、調和、ご縁が繋がるようになどの願いが込められています。
畠山理美さまはセオアルファ(ポリエステル)素材の浴衣です。
実を多く付けるのは子孫繁栄を、
どこまでも伸びていくツルは強い生命力を象徴していて、着物の柄には好んで用いられます。
着物の柄もただ美しいだけではありません。
それぞれに込められた意味があるのです。
その意味を知るとその着物がなお愛おしいものに思われるのではないでしょうか。
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