結婚は赤い糸で結ばれた「ご縁」のたまもの

「品格の教科書」に載らなかった話

「良いご縁に恵まれて幸せです」10月10日上賀茂神社で次女が結婚式を挙げました。

私の大学時代の友人が、そのまた友人の息子さんを紹介してくれたのでした。

「小さい頃から彼のことはよく知ってるから、きっとゆきちゃんの子と合うと思うよ」

価値観がよく似ていて、本当にその通りでした。

 

 

実は、紹介してくれた彼女は高校大学時代の友達が

「ゆきちゃん、彼女とはきっと一生付き合っていけると思うから紹介するね」と合わせてくれた人でした。

そこから何十年にもわたるご縁がつながったのです。

 

上賀茂神社の真っ赤な建物に着物姿が映えます。

 

 

私は呉服屋として、今まで何百もの出会いと結婚までの経緯、物語に携わってきました。

「ご縁で結ばれる」って本当だなあ、

 

それは好きとか嫌いとかを超えた物の力で動かされているように思えました。

 

 

 

「ご縁」とは仏教でいう「縁起(えんぎ)」で、物事には因(原因)があり、それに縁が作用して結果が起こると考えられてきました。

 

 

何十億人もの人がいるのに、たまたま知り合った、

もう二度と巡り遇うことができないかもしれないと、

有り難い(めったにない)という感謝の気持ちが起こるのです。

 

 

どれ一つでも不可思議なことであり、当たり前ではないのです。

 

 

「縁」を尊ぶために「ご」という敬語を付けて「ご縁」というのです。

 

 

「これもご縁ですね~」

「この度は、大変素晴らしいご縁をいただきました」

「またご縁があるとよいですね」など、誰もがさまざまな場面で使用しているのではないでしょうか。

 

 

私もそんな場面に出会うようになって、この「ご縁」という言葉を以前にも増して使うようになりました。

 

 

娘もいろいろな人との「ご縁」で、良い方と巡り会えました。

 

 

 

品格の教科書」は今に伝わる所作や作法の意味を書いた本です。

全国の書店さん、

またはアマゾンで手に入ります。

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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