結婚式に何を着るのが正式か?☆揖斐の三輪神社で昔ながらの結婚式
「昔ながらの結婚式にしたい」
11月3日日曜日、岐阜の山本呉服店本店裏の三輪神社で昔ながらの和装の結婚式をします。
白無垢で角隠しのスタイルです。
最近では和装をしても「新日本髪」と言って、鬘(カツラ)を被らないスタイルがほとんどです。
神官さん、雅楽に先導されて赤い大きな和傘の下、新郎新婦が歩き、その後に親族が続きます。
双方の両親は着物です。
父親は紋付、羽織、袴、母親は黒留袖で続きます。
結婚式というのは通過儀礼として最高の格式の行事です。
第一礼装と言われる着物が正式です。
両親は家紋が五つ入った黒を着ます。
男性は五つ紋が入った黒紋付の着物と羽織に仙台平の袴、女性は黒留袖です。
仙台平(せんだいひら)は江戸時代から続く、袴地の最高級品です。袴の需要減少とともに生産量が少なくなり、現在製造するのは仙台の一社のみです。
少し前までは親族や、近所の方まで結婚式に参加する人たちは皆、黒留袖を着たものですが、現在では親のみが場合が多いです。
当家でも母(祖母)は三つ紋に比翼がついた色留袖、娘(姉)は訪問着を着ました。
洋服でいうと黒紋付は男性の燕尾服、女性の黒留袖はカクテルドレスやイブニングドレスに当たります。
最近では親も出席者も洋装が圧倒的に増えているようです。
「40代、50代になってロングドレスは痛いよね〜、その年になったら着物が品良く着れたら最高よね」
ある時、そう言われた言葉が「なるほど!」
着物になり変わって嬉しかったです。
11月3日はお客さまも結婚式用の留袖や訪問や着る機会としてお客様も着物で参加していただけます。
昔ながらの「菓子まき」もします。
菓子まきは「嫁ぐ花嫁をたくさんの人に見送ってもらいたい」という親心で、来てくださった方にお菓子を配ったものです。
ほんの20キロ位しか離れていない岐阜市や羽島市では2階の屋根からいろいろなお菓子を撒いたものです。
当店本店の揖斐では昔から一つ一つ手渡ししました。所変われば風習も違います。
今回はお客さまもそのお手伝いをしてくださいます。
子供が少なく、結婚式も略式が多いのですが、
子供さんたちにも日本の伝統を感じてもらえる機会になればいいな〜と思っています。
花嫁行列は11:35頃に山本呉服店本店を出発します。
菓子まきは三輪神社挙式終了後、12時半頃になります。
お近くの方はぜひ見に来てくださいね。
詳しくはこちらのブログをご覧ください。
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「ホテル椿山荘東京」でお会いしましょう。
お申し込みはこちらのurlから11月20日(日)までにお願いします。
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