祇園川上で会席料理☆6月開催、第47回「京裳苑」おもてなしのお食事を予約してきました。
初めて祇園川上さんへ伺ったのは10年も前になるでしょうか。
西陣で江戸時代初期に創業の老舗機屋さん「大文字屋庄兵衛」の社長さんのご紹介でした。
川上さんは祇園南側、一力から西へ入った閑静な石畳の通りに大正時代創業、
「伝説の料理人」と言われた蝶ネクタイの松井新七さん(一昨年95歳で没)から、この名割烹を今のご主人の加藤宏幸さんが引き継がれました。
私が初めて伺ったのはそれからまだ数年経ったばかりの頃だったと思います。
加藤さんらしく、新たにお料理に命を吹き込まれているとお聞きして、2月の終わりに伺いました。
カウンターの席には「川上」と入った膝掛け(小ぶりの手拭い)が用意されていて、持ち帰ることができます。
その絵柄は「梅に鶯」
そして前に置かれた黒塗りのお膳には沈金で梅の柄。
ここまで季節が限定された「今の季節」のしつらえをしてくださるなんて・・・
もうそれで感動して舞い上がってしまいました。
旬の食材を味わうだけでなく、部屋などのしつらえ、妻物(あしらいに添えてある葉っぱ)も和食の楽しみです。
中でも器は季節やお料理を彩る着物のような物です。何を纏うかでお料理の値打ちが全く変わります。
以前にある割烹料理屋さんで何十年も修行して素晴らしい料理を作ってくださる方に「独立しないんですか」と聞いたら「会席料理は季節に合わせて器を揃えるだけでも大変なので自分でお店を持つのは無理です」と言われたのを今でも覚えています。会席料理ではそれほど器が大切で、お店の財産とも言える物なのですね。
ご主人の加藤さんは、前回も親切な対応ではあったもののどちらかと言うと寡黙なイメージでしたが、自信に溢れていたのが印象的でした。それは当然ですね、厳しい飲食の世界で最高峰の料理を提供する店として名割烹を続けられているのですから。
当店のお客様にも川上さんで最高のお料理を召し上がっていただきたい!!
6月の新作発表会に来てくださった方のおもてなしをお願いしてきたのは言うまでもありません。
私も本当に本当に楽しみです。
祇園川上さんはこちらをクリックしてご覧ください。
見て、触れて、着てみれます。
「京裳苑」で着物を思いっきり楽しみましょう。
* * * * * *
京裳苑とは
京裳苑は毎年6月に京都、平安神宮前の京都メッセで開催しています。
今年で47年目です。
ひたすらお客様の指示があって続いてきました。
あの広い広い会場に、毎年20数社の染屋さん、機屋さん、小物屋さんなどが一堂に出品していただきます。
京裳苑ではさまざまな着物や帯を見放題、選び放題、そして実際に着てみることもできます。
自分の着物を持ち込んで着てみて、帯を合わせるなんてこともできます。
着物好きにはたまらない展示会です。
6月2日(金)3日(土)4日(日)
京都、平安神宮前 京都みやこめっせ 1階
主催 株式会社 山本呉服店
「みやこめっせ」へのアクセスはこちらをクリックしてご覧ください。
[モデルコース]
12:30〜15:40 みやこめっせ集合。着物展示会で着物との出会いを楽しめます。
15:40〜16:00 祇園へ移動
16:00〜18:00 祇園川上で会席料理
18:00 祇園にて解散
自由に祇園の散策をお楽しみください。「由紀子のぎおん推しマップ」を差し上げます。
*3日、4日は10時から会場へ入ることもできます。午前からいらっしゃる方はメッセージしてください。
会費 おひとりさま 18,000円
ご予約の方のみのご案内となりますので、こちらからメッセージをください。
新着情報
この記事へのコメントはありません。