咲いた、咲いた、樹齢1500年「根尾谷の薄墨桜」
いいお天気〜〜。
そういえば昨日テレビで「薄墨桜が早くも満開」だって。
8時、今から直ぐに行けば、渋滞する前に着ける。
以前は、当店の支店(本巣郡北方町)まで25キロほどあるのですが、土日はその辺りまでノロノロと大渋滞でした。
今は道も整備され、長いトンネルがいくつもできて、揖斐本店からでも通常35分で行けるようになりました。
それでも根尾谷へは一本道、お天気も良いし、早く出発する方が良いに決まっています。
「薄墨桜」は樹齢1500余年を誇る日本で2番目に古い桜です。
継体天皇お手植えの桜と伝えられています。
交通手段がない時代に、こんな山の中まで天皇が旅して来られたのですね。
薄いピンクのつぼみが満開になれば白に、そして散り際には淡い墨色になることから「淡墨桜」と名付けられました。
山梨の「神代桜」福島の「美春滝桜」と共に日本の三大桜の一つに数えられ、国指定の重要文化財に指定されています。
2番は何でも記憶に残らないものです。
が、弱ってヒョロヒョロだった桜の木を宇野千代さんが尽力されて蘇った事で一挙に話題になりました。
桜には真っ青な空が似合います。
毎年であれば家の近くのソメイヨシノの1週間後に薄墨桜が咲くのですが、今年はいちどに咲いてしまいました。
この木の後ろには、二代目の薄墨桜が植えられています。
「どうやって増やすんだろう?」と独り言のように呟いたら、夫が
「接ぎ木だよ。どんな木でもいいから幹に桜の木を継いだら桜になるんだよ。人間で言うと動脈と静脈をつなぐ感じ」
「じゃあ、もみじの木でもいいの?」
「うん、できるはず」
へー〜ー、
木の生命の不思議さを知りました。でも、もみじが桜になるなんて、どこか納得できない話でした。
薄墨桜に向き合うと、1500年生きてる命の力強さを感じます。
生き返って素晴らしい花を咲かせ続けている桜に愛おしさと尊敬の念を抱きました。
少し前まではそんな気持ちで桜を眺めたことはなかったのかもしれません。
自分のとらえ方なのでしょうね。
きっとまた来年も会いにきます。
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2020年4月の記事です。
樹齢1500年、国の天然記念物「薄墨桜」と栃餅
見て、触れて、着てみれます。
「京裳苑」で着物を思いっきり楽しみましょう。
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京裳苑とは
京裳苑は毎年6月に京都、平安神宮前の京都メッセで開催しています。
今年で47年目です。
ひたすらお客様の指示があって続いてきました。
あの広い広い会場に、毎年20数社の染屋さん、機屋さん、小物屋さんなどが一堂に出品していただきます。
京裳苑ではさまざまな着物や帯を見放題、選び放題、そして実際に着てみることもできます。
自分の着物を持ち込んで着てみて、帯を合わせるなんてこともできます。
着物好きにはたまらない展示会です。
6月2日(金)3日(土)4日(日)
京都、平安神宮前 京都みやこめっせ 1階
主催 株式会社 山本呉服店
「みやこめっせ」へのアクセスはこちらをクリックしてご覧ください。
[モデルコース]
12:30〜15:40 みやこめっせ集合。着物展示会で着物との出会いを楽しめます。
15:40〜16:00 祇園へ移動
16:00〜18:00 祇園川上で会席料理
18:00 祇園にて解散
自由に祇園の散策をお楽しみください。「由紀子のぎおん推しマップ」を差し上げます。
*3日、4日は10時から会場へ入ることもできます。午前からいらっしゃる方はメッセージしてください。
会費 おひとりさま 18,000円
ご予約の方のみのご案内となりますので、こちらからメッセージをください。
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