一時の儲けより100年続く会社を目指す☆お客様の支持を受け続ける経営姿勢
由紀子の日々
地震の時は京都にいました。
ドン!という音と同時にかなりの揺れがきました。咄嗟に、奥まった町家では外へ逃げるなんてことは無理と思いました。とりあえず脱出する道だけ確保しようとガラス戸をあけました。
大阪府北部が震源と聞いてびっくり!
岐阜で阪神大震災を経験しましたが、今回震源がもっと近いのに京都はそれほど揺れませんでした。岩盤が固いからでしょうね。長くここに都を定めた意味がまた一つ分かりました。
震源にドンピシャ、茨木市は射場石材さん、射場一之さんの地元です。
射場さんは大変だろうと思いました。まして石材屋さん!お墓はさらに大変なことになっているだろうと思いました。ニュースでは屋根にまだブルーシートがかけてあるところを映し出しているのに今度は大雨で避難勧告。
この頃の災害は被害があった街に次々と追い討ちをかけます。射場さんのことがずっと気になっていました。
射場石材さんは創業元禄15年、300年以上の歴史を持つ石材屋さんです。
経営の勉強会で仲良くさせていただいていますが「石」をテーマにいろんなイベントやワークショップを企画しお客様と楽しむユニークな取り組みをしていらっしゃいます。子供さんを集めて石ころお絵描きをしたりオブジェや植物ポットを作ったり、一番人気なのは「墓石屋さんの石焼バーベキュー」富士山の溶岩石で焼くバーベキューやピザ大会です。お客様に対する考え方が素晴らしくていつも勉強させていただいています。
何もできないのはわかっていても、かえって邪魔になるのも承知でお天気が回復した昨日射場さんのところへ伺ってきました。そもそも取り込んでいらっしゃるのにアポを取って待ってて頂くのも申し訳なくて、アポ無しで突然伺いました。お留守でも仕方ないけど「会える時は会える」と思いました。
以前から一度伺いたいと思っていた射場石材さんは空気がとても澄んでいました。
事務所へ入っていくと果たして、、、 会えたんです!
会える人とは会えるものなんですね。ご縁を確信しました。
射場石材さんはお墓の受注が先の先まで埋まっていて通常の仕事だけでも忙しい中、職人さんは誰もいらっしゃいませんでした。突然の地震でたくさんのお墓が倒れました。困っていらっしゃる方に1日でも早く復旧させてあげたいと職人さんは皆現場へ出払っていらっしゃったのです。
そのまま立っていれば石材屋さんのお世話になることもなかった方も多いでしょう。地震を「振って湧いた特需」と捉え今一時の売上げを狙う業者は何割も高い値段を請求しているとも聞きます。
射場さんは「100年先までお付き合いできる方との出会い」と捉えて対応されていました。その気持ちの違いはお客様に必ず伝わるでしょう!
いい会社とはお客様の立場で考え「お客様に愛される会社」でしょう。だからこそ長く続くのでしょうね。
300年続く射場石材さんには遠く及びませんが100年以上続く山本呉服店もこれからの100年もお客様に支持される会社であり続けることが目標です。そのためにもたくさんの方と出会い喜んでいただける活動をしていきたいと思っています。
「キャッチボールは相手が受けやすいボールを投げないと続かないね」
射場さんからとっても素敵な言葉をいただいて帰ってきました。
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