椎茸おじさんに会いに岡山県高梁市へ

旅行

みずみずしい椎茸をいっぱい収穫して思わずニッコリ!

この椎茸、ジューシーでとっても美味しいんです。

サッと焼いて食べたら最高!

パスタなどに入れても味も香りも存在感があります。

 

 

その椎茸は岡山県高梁市へ移住した友人、森田晃蔵さん(通称しいたけおじさん)が障害者と一緒に作っていらっしゃるもの。

 

どうしても行ってみたくて友人達と訪ねていきました。

 

「しいたけおじさん」こと森田晃蔵さん

 

岐阜の地元では椎茸はクヌギなどの原木に椎茸の菌を打ち込んで育てるのですが、ここでは菌床を使っています。

 

菌床のお手入れ

 

水を入れて棚にびっしり並んだ菌床を叩いて刺激を与えると1週間ほどで椎茸が生えてきます。

 

かなづちでコンコン、1週間ほどでニョキニョキ

 

わ〜〜、しいたけがいっぱーーい

 

棚にきれいにびっしり!

 

傘の上を持って下へ倒すとポキンと簡単に取れます」

と教えてもらったのに、思わず軸を持って取ってしまいます^^

 

肉厚しいたけ

 

肉厚でかわいい椎茸!

触るとしっとりしていて、取るのに夢中になってしまいます。

 

「これって、椎茸セラピーだね」誰かが言います。

確かに他のことは何も考えないステキな時間。

 

 

椎茸は適当な大きさの時に収穫しないと1日であっという間に巨大化してしまいます。

目残しがないように慎重に取っていきます。

 

いっぱいの強いために思わず笑顔!

 

 

 

個性あふれる障害者達が作った「ふぞろいの椎茸たち」はあえて大きさを揃えたりしていません。

 

「みんな違っていてもみんない美味しい椎茸だぞ」

と言っているように存在感に溢れています。

 

 

揃っていなければ価値がない、

流通させるためには大きさも形も揃っていた方が良い、

という農産物の流通。

 

きれいなものを選別して買う、

という私たち生活者の価値観。

 

命あるものをいただいているのに、そんなものは無意味だと言われているようです。

 

笑顔あふれる「しいたけハウス」の人たちと共に。

 

障害者と一緒に仕事をするのは大変なことがいっぱいなのは想像に難くありません。

 

 

彼女は素晴らしい絵を描くんだよ、

彼は嬉しいと叫んで走り出すんだよ、

人を傷つけるようなことを言う人にはダメって言うんだよ、

 

 

もりぞうさん、よくやってるな〜〜

彼の大きな愛と粘り強い見守りがなければ障害者達のこの笑顔はないと思いました。

 

障害者も人間として、一つの個性にしかすぎないんだな〜

私たちだって、ふぞろい!

 

 

 

しいたけハウスを訪ねて、新鮮な椎茸をいっぱい収穫して持って帰りました。

椎茸を食べながら、みんなの笑顔を思い出します。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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