辰年ってどんな年?
歳時記
2024年は「辰年」。
十二支の中で唯一、空想の生き物である龍(辰)は、天に昇る様子から、中国では古来より成功や発展の象徴として、縁起がよいとされています。
神社の手水舎(ちょうずしゃ:参拝すの際に手や口を清めるところ)では龍の口から水が流れ出てくるのをよく見かけます。これは、龍が水を司る神様である事に由来しています。
揖斐川には龍にまつわる有名な「夜叉ヶ池伝説」があります。
「雨を降らせてくれたらなんでも望みを叶えよう」大変な干ばつが続き困った郡司、安八太夫が田のあぜに居た小さな蛇に言いました。その夜から雨が降り続き農作物は生き返り、村人は喜びました。
雨が止んだ翌日、若者が現れて「約束通り、娘を妻に欲しい」と言い、太夫の三人娘のうち中の娘「夜叉姫」をつれて揖斐川をのぼっていきました。そして娘は1000メートル以上もある山の中にある池に住む龍となり、その池は「夜叉ヶ池」と呼ばれるようになりました。
安八太夫は、泣きながらつけた紅、おしろい、水鏡にうつった不びんな夜叉姫の面影を忘れることができませんでした。日照りが続くと紅やおしろいをお盆に乗せ、夜叉ヶ池にささげるならわしとなりました。私が幼い頃でも雨が降らないと安八太夫の子孫の方が行かれたと聞きました。
写真:福井県環境協会より
水はすべての生き物にとって命の源なので、水に潜み空を飛んで雲を起こし雨を呼ぶ霊力がある
辰は古来からと神聖なものされました。
知恵と力を兼ね備えた存在とされ、君主や英雄の象徴ともなっています。
辰年は活力旺盛になり運気が上昇して夢が叶いやすい年、新しいスタートや成功へのチャンスが増えると信じられてきました。
「きっと今年はいい年になる」と信じて私も夢を持って進みたいと思っています。
念ずれば花開く
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