お抹茶とお煎茶のお茶会の同じこと、違うこと
イベント
そもそも、煎茶のお茶会があることさえ知らなかった私。
昨年はお手前を見るどころか、回ってきたお菓子を取り煎茶を飲むだけの余裕しかありませんでした。
「今年こそはお手前拝見に集中しよう」と意気込んで黄檗山萬福寺へ行ったのでした。
[持ち物]
お茶会に行く時、懐紙(たっぷり)、菓子切り、お茶用の扇子を忘れずに持っていきましょう。
着物の場合は菓子切りを挟んだ懐紙を懐(帯の上の着物の重なり)に入れておきます。
扇子は帯の左脇に挿しておきます。
[煎茶の頂き方]
お煎茶初心者の私なので、ほんのサワリだけです。
・お菓子は先に回ってきて自分の分を取って次の方に回しますが、すぐには食べません。1煎目を飲んだ後に食べ、急須で注がれた2煎目を飲む。
・茶托ごと左手のひらに乗せて右手でお茶碗を持って飲む
[抹茶のお茶会との違い]
お抹茶は一人づつお茶を運ばれますが、お煎茶は普通5人分をお盆に乗せて提供されます。
お手前をされる方の後ろに後見(こうけん)さんがいてお席の間中、お軸やお花などのしつらえ、その日のお茶会のテーマなど最初から最後まで喋り続けられている。それが「おもてなし」なようです。
お抹茶では交わす言葉は数えるほどしかありません。
お抹茶もお煎茶でも最も大切なのは、実は「礼」です。
お菓子やお茶を持ってきてもらった時や、飲み終わった時に茶器を下げにきてもらった時など、必ず目を合わせて「ありがとうございます」の気持ちを込めてしっかり礼をすることです。
まろやかな一煎目のお茶を味わうと、確かにその流派ごとに全く味が違っていました。
お茶はブレンドの仕方だと言いますが、はっきり違いを感じました。
お菓子を食べた後の二煎目は一煎目のような甘味はなく、苦味とかスッキリ感がありました。
だからこそ、お菓子と合うのでしょうね。
ご一緒した誰かが言われました。
「お菓子は月餅でなく和菓子なんですね」確かに!!
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