紅花の口紅

日本文化であそぼ

大掃除でようやく発見!

 

オンライン着付け教室1期に来てくださっている木村都さんの投稿でずっと気になっていました。

  ベニバナの花びらから作られた口紅をもらった。口紅なのに玉虫色?と思ったら、水で溶くと鮮やかな紅色になるそうだ。

 

真っ赤な縮緬の袋に惹かれて思わず手に取りました。

 

何年も前にMaison KOSE 表参道で

真紅の縮緬の袋と伊万里焼の器の可愛さに

 

 

理屈っぽい私。

口紅って毎日食べているんでしょ。

できるだけ添加物や化学調味料を食べないように気をつけているのに化学成分の口紅をつけていたらダメじゃん。

そんなとき出会ったのが紅花の口紅。

 

 

実は祇園でも貝殻に入ったのが売っていました。

学生時代に買いましたが、あまりに赤くて付けられず。その上その貝殻の柄があまりに子供っぽく

(東山に大文字、ピンクの着物を着た舞妓さんが後ろ向きに立っているパターン笑)

大切にしなかったらどこかへ行っちゃいました。

 

 

紅花は山形県の花にもなっています。

「紅花紬」など着物の染めにも使われる他、漢方薬にも珍重されています。漢方薬なら一石二鳥!

 

でも、紅花から採れる口紅·頬紅用の紅(べに)は生花の重量の0.3%程度と少なく、江戸時代には「紅一匁(もんめ)金一匁」と言われるほど高価なものであったため、紅はごく一部の裕福な人々しか使用できませんでした。

 

少し塗ってみた形跡があります。かなり赤かったような記憶?

 

これも器の内に塗ってある感じなので何回使えるかは?

お値段もかなり高かったような··

コーセー化粧品が文化を保護するために作っている製品とのことなので迷わず購入しました。

 

 

お正月にはこの口紅を指して、真紅の色が似合う着物を着ましょうか。

楽しみです〜〜

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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