お茶会に着物が着たい☆無地の着物に名古屋帯

お見立て

「たった一時間だけなんだけどね」

京都でもようやくお茶のお稽古が始まったようです。娘も昨日は嬉しそうに出かけて行きました。予約して一時間に3人、お稽古は1回だけだそうですが、それでもやってもらえるだけでいいと着物で出かけて行きました。

 

ところでお茶に着ていく着物はどんなものがいいのでしょう。

一般には柄がなくて細かいシボがある縮緬地の無地着物とか織の凹凸で柄を織った白生地を無地に染めた無地の着物が正式とされています。

 

 

ただ、あまりに正式すぎると着る場所が限定されてしまいます。

 

少し柄があっても無地っぽいものであれば大丈夫です。お茶だけでなく着て出かけたい時にも着やすいです。

 

 

例えば左の薄紫地の着物は染めで七宝柄が所々にあり、細かい織柄でできた凹凸が光線によって少しキラっとしています。

右はクリーム地に絞りで丸い柄があり、縦縞の織柄があります。

どちらも柄が飛んでいて少なく(飛び小紋)全体に無地っぽいのでお茶会にはもちろんですが、着たい時はいつでも着られる着物です。

 

 

着物に合わせてある名古屋帯は染めた帯と織って作られた帯の2種類あります。

左の染め帯は柔らかく、右の織の帯はシャンとしています。

 

どちらもお茶会やお稽古に結んでいけます。

 

左)花かごの柄は塩瀬という生地に染めた名古屋帯です。見えているところがお太鼓の柄になります。

右)織の名古屋帯です。全体に柄があります。

 

縮緬地の名古屋帯です。

 

縮緬生地に花柄を染めた名古屋帯です。柄が比較的はっきりしているので、薄い地色の着物にも合わせられます。淡いピンク地なので濃い地色の着物にも合わせやすいです。

 

 

こちらは織の名古屋帯です。白の柄が立体的に浮いたように見えます。

 

染めと織の帯の違いは見てわかっていただけたでしょうか。

どちらもお茶会などにできる帯です。

 

 

幅は鯨尺で9寸あります。帯の出来上がりは8寸ですので、両端で5部づつ縫いこんで帯芯を入れて仕立てます。

着物を測る鯨尺に関してはこちらを見てくださいね。

呉服屋は今も「尺ものさし」☆きものがたり4

呉服屋の「鯨尺」と大工さんの「金尺」は☆きものがたり5

 

 

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[ごあいさつ]
皆様にはお元気でお過ごしのことと思います。
私も3月末より長らく京都店を閉め岐阜にこもる生活を余儀なくされていました。
3日ほど前、用があって京都へ行ってまいりました。観光地はともかく、四条烏丸周辺は元の賑わいを取り戻していました。正直、ほっとしました。そこで、

6月よりご来店のご予約を承ります。

相変わらず、岐阜と東京などの出張、仕入先との打ち合わせなどで留守にすることも多いと思われます。

ご都合を合わせてベストな対応をさせていただきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。
                          山本由紀子

 

7月から京都店でも着付け教室を再開します。

ご都合が良い日をお知らせください。

着物まわりの雑学にも詳しくなります。

自分で着物を着られたら嬉しい〜🎵

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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