「春を待つ梅のように」ロゴに込めた思い☆家紋からはじまる、新しい物語

由紀子の日々

今日は、心がぽっとあたたかくなるような嬉しいことがありました。

以前からお願いしていた「京都室町サロン」と「しあわせの着付教室」のロゴが、とうとう完成したのです。

デザインをお願いしたのは、私が心から尊敬し、大好きな札幌のデザイン事務所「シマウマデザイン」の那珂隆之さん。

繊細であたたかく、見る人の心にじんわりと響く那珂さんのデザインに惹かれお願いしました。

今回のロゴには、私の中にあるいくつかの大切な思いを込めました。

梅鉢の家紋

 


・山本家の家紋が「梅鉢」であること――これは菅原道真公と同じ家紋です
  家紋はそれぞれの家や親族、人のルーツを表す美しく意味のあるマークであること
  今は使われなくなってしまった家紋を、現代のかたちでどこかで息を吹き返したいという願い

・厳しい冬の間も、雪の下でじっと春を待ち、やがてぽっと花を開かせる「梅」が好きなこと
  梅の花を見て、日本人は「春がもうすぐそこまで来ている」と感じてきたこと

・当家の奥座敷の雪見障子の向こうには紅梅の古木があります。

その座敷の主であった祖母は紅梅が咲くと「今年も咲いてくれたね〜」と喜んでいました。祖母が亡くなったとき、お寺のお坊さんがそれを知っていて「梅窓院」の名前をつけてくださいました。

ほんの少しほころんだ梅が好きです。

ロゴ制作をお願いしている頃、北野天満宮の梅園を訪れました。菅原道真公をお祀りしている神社です。

今年は梅の開花が遅く、ほんの少ししか咲いていませんでしたが、剪定された梅の枝を買い求めて帰りました。

「思いのまま」と名付けられた梅の枝

その枝には厄除け祈願がされていて、「思いのまま」という名前がついていました。
私の枝はまだ咲いていませんが、一緒に行った札幌のテーブル茶道の先生・畠山理美さんの枝も、娘の枝も、小さな可愛らしい花を咲かせています。

咲いた!畠山りみさんの紅梅

「私の枝も、きっといつか咲く」
希望を託して、まだ待っています。

そして今日、ついに届いたロゴがあまりに素敵で、思わず「わあ…」と声が漏れてしまいました。

「京都室町サロン」は完全予約制のため、普段は看板も出しておりません。
でも、特別にお約束をして来てくださる方には、このロゴが描かれた小さな看板で、そっとお迎えしたいと思っています。


このロゴが、皆さまとの新しい出会いを結ぶ“しるし”になりますように祈っています。

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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