成人式には女子が振袖なら男子は黒紋付☆黒紋付は成人式、卒業式や謝恩会、結婚式にも着られます。
「来年は成人式だから女の子だけじゃなくて男の子にも着物を作ってやろうと思っている」
「うちの家紋を入れてきちんと作ってやらないといけないな」
おじいちゃんからご相談を受けたのは昨年の今頃でした。
その頃、Hさまはイギリスのインターナショナルスクールの3年生でした。外国に居て色々な国の人と触れ合うと自分が日本人である誇りと日本の良さを自覚できるといいます。
おじいちゃんの申し出を喜んで、アメリカの大学へ入学される間に着物を選びに来てくださいました。
出来上がった着物を見て「やった〜!」
お母さまも思わず大笑い、私たちもそのリアクションがとても嬉しかったです。
まずは黒紋付から着ていただきました。
「来年は小学校時代の地域主催の成人式、私立の中高主催の成人式には着て行くよ。大学の卒業式はマントだけどパーティーには着られるよ。大学と院もあるしね。」
「結婚式にも着られるしね」とお母さまもニコニコ。「あとはいつ着るかわからないけど、うちの家紋が入っているから何かの時には着るでしょう」
会社の経営者になられるHさまには会社の年賀や会合にも来ていただけるといいと思います。自分の気持ちも改まり、凛とした着姿を見られた方達もまた背筋が伸びると思います。印象が強い紋付だからこそ、見た目でその影響を狙う使い方も有りでしょう。
確かにHさまは何回も着られそうですが、一般的には成人式、結婚式、神社やお寺の役員、お祭り、芸事お稽古に着られる方が多くて一般的ではないかもしれません。
成人式や結婚式に「紋付を着てみたい」という気持ちは大切にしたいと思います。そこで効率を重視されるならやはりレンタルで借りられた方がいいと思います。きっとそちらが大多数だと認めます。
Hさまのおじいちゃんは
「たとえ成人式1回だけになったとしても自分の家の家紋の付いた紋付を着せたい」
と話していらっしゃいました。
少し太っただけでもウエストがはちきれたり、ピチピチでみっともないブラックフォーマルなんて人前には着ていけませんよね。「一回着ただけなのにもう着られない!」体型が変わる度に作り変えるほどもったい無いことはありません。
着物はかなりサイズアップしても着れます。
だから着物は一生ものなんです。
紋付は好みがない決まったもの、
家紋が家で決まっている、
サイズがあまり関係ありません。
だから親子、孫へと譲っていけます。
本当に素敵な文化です!
黒紋付は効率だけでは片付けられない「思い」を大切にして着る物だと思います。私はそのような方の気持ちを形にするお手伝いをしたいと考えています。
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「レンタル」の合理性を選ぶか「自前」の誇りを選ぶか☆家紋がその気持ちを語ります。
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山兵、京都さろんで
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