お正月に「おめでとう」と言う理由とは?
12月31日、時報がなって0時になった途端から「あけましておめでとうございます」の挨拶が交わされています。
新年を迎えるといっても要は日付が変わるだけで、他に変わった事はありません。それなのに正月になると誰もが決まっておめでとうと挨拶をする。
いったいなぜ新年になるとおめでたいのでしょう?
考えたことありますか?
1年を無事に乗り切り、また新しい年を迎えられたことをめでたいとする意味もありますが、元は「おめでとう」と言う言葉には別の意味が込められています。
農耕民族である日本人にとって、かつて正月行事は農業と密接なつながりを持っていました。昔の人は深夜になると福をもたらす歳神が各家庭に降りてくると信じていて、その神さまに新しい年の豊作を祈るために門松を飾り神さまが来られるのを待ちました。
歳神さまは「来訪神」でお正月だけいらっしゃる神様なのです。迷わず来ていただくために門松を飾ったのです。ちなみに歳神さまがいらっしゃる間をお正月とし、左義長の火と共に帰って行かれるそうです。
年末に餅をつくのも、日本が稲作国家だったからで、そのお餅を備えて神に食べていただき、自分たちも同じものを分け合って食べる。そうすることで神の福にあやかり、新しい年の豊作を祈ると言うことが本来の正月行事だったのです。
「おめでとう」は「芽出度う」に由来し、作物の芽がたくさん出て実りある年になりますようにと言う願いが込められた言葉だったのです。
うちは江戸時代から代々、商売をしていましたが、その創業者は隣町の農家で生まれ育ったので、遡ればみな農民だったのですね。今もそのDNAが生きているということです。
いろいろな行事やお祭りの謂われをたどるとほとんどが農業、ことに主食であるお米の豊作を祈る行事です。お餅を食べながら、改めてお米の美味しさをありがたく思うのです。
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