商売はただ品物を売りゃ良いってもんじゃない☆高田郁著、人気小説「商い正傳 金と銀」10巻発売されました。3
「商い正傳 金と銀、ぜひ読んでみて!」と、強くお勧めしたMさまからメッセージをいただきました。
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このコロナ禍の中で読んだ“商い正傳”にもずいぶん元気をもらいました。
災いもいつかは乗り越えられる、と。
保育の面でも、この未曾有の事態だからこそ保育の何が大事なのか考えよう、と研究会の中で学びあってきました。
知恵を寄せ合えば、ということですね。
読み終えた後は、友達が同じ著者の“澪つくし料理帖”を貸してくれ、
これは10巻ほどあるので今8巻目を読んでいます。
この人たちのように、前を向いて歩んで行きたいですね。
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感想をいただいたお話は「金と銀」9巻目のお話です。
主人公が大阪から江戸へ出てくるときに、餞別にもらった軸を意味が分からないままかけていました。ふらりと入ってきた客、儒学者が解説してくれて、ようやく意味が分かったという件です。中国の古典書「菜根譚」の中の言葉です。
「菜根譚(さいこんたん)」は中国の明朝末期に書かれた古典書の一つで、主として前集222条は人の交わりを説き、後集135条は自然と閑居の楽しみを説いた書物です。
読んでしまうと、何ページに書いてあったか探せません^^;
菜根譚、前集10の言葉が引用されていました。
要するに
「繁栄している時には衰退の芽が出てきているので油断してはいけない。
逆に今困っていても必ず良い芽が出てきているので意気消沈せずに希望を持って進め」
という意味です。
商い正傳10巻にも
「この店には、本当に感心させられる。商いってのはただ品物を売りゃあ良いってもんでも無ぇんだ、ってね。知恵を絞るのがどれほど大事か、思い知らされますぜ」指物師はそんな言葉を残して、帰って行った。
渋沢栄一か、倉本長治か、の言葉のようです。
主人公の身は極めて正しい判断をしている良いお店だなあと思います。
新しいことに次々と挑戦して、
困難なことにも知恵を絞って切り抜けていく考え方に
小説を読みながら、経営の勉強ができてワクワク、勇気をもらっています。
続く
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