「秘すれば花」世阿弥の花伝書の言葉とは☆高田郁著、人気小説「商い正傳 金と銀」10巻発売されました。1
「秘すれば花、いきなり来た~~」1ページ目を開いて胸を取りました。
高田郁さんの小説「商い正傳 金と銀10巻が発売されてるよ」と友達からメッセージをいただきました。
「ありがた〜い!」通常、2月8月だからそろそろかと、ずっと気になっていました。
すぐに買いに行きたかったけど、買ったとたんにも寝ずにでも読みたくなるのは目に見えていました。明日の休みなので、ちょっとだけ自分の楽しみに時間を使ってもいいかと読み始めました。
第1章 秘すれば花
「秘すれば花なり。秘せずば花なるべからず」は室町時代、能を広めた2代目世阿弥が父観阿弥の教えや自身の工夫をまとめた書物「風姿花伝」の中の言葉です。「花伝書」とも呼ばれるこの書物はこの芸を志すものに奥義を伝えたいと書かれました。
「ただ珍しさが花なのであって、すべての人が知ってしまえばそれほど珍しいものではなくなってしまう」と言う意味です。つまり、隠しておくべき「花」とは芸の最も大切な見せ所、観客に感動を与える力のことです。「意外性こそが感動である」ということを表しています。
ここぞという時に見せることで、その花の価値を高められるということです。
カラクリがわかってしまったマジックなんて・・という感覚でしょうか。
室町時代から1400年、本やその教えが今なお生き続けているって素晴らしいですね。
「読み継がれるにはそれなりの理由がある」
時代が大きく変わっても、社会情勢が変わっても本質は変わらないのですね。
誰もが知っている有名な教訓「初心忘るべからず」もこの花伝書に書かれています。
さ~て、歴史的な背景も楽しみながら「金と銀」を読むとします。
今夜も寝られそうにありません。
続く
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