花嫁さんのお母様から彼へのプレゼント☆長く想いを伝える着物という贈り物

きもの男子

「浴衣を贈るなんていいね〜」男性用の浴衣が出来上がってきました。スタッフに聞くと結婚が決ったお嬢様のお母様からお婿さんへのプレゼントだそうです。

 

 

男物の浴衣は彼の寸法でオーダーでお仕立てしました。

ポリエステル素材なので丸洗いもできて涼しいです。下に長襦袢を着れば単としても5月から10月まで着られます。

帯は沖縄のミンサー織です。

竹皮のげた、オシャレでしょ!とっても履きやすくて一年中使えるんです。

 

竹皮の下駄は浴衣の時は素足で冬の着物の時は足袋を履いてはけます。とても履き心地良く気持ちいいです。浴衣を着るときに必要な腰紐も、簡単に着られてずれないようにマジックテープのものを入れました。

 

箱にきちんと入れました。中はこんな感じです。

お母さまからのご指定はなかったのですが、箱に入れてのしをつけ、水引を結んでご用意させていただきました。

 

このようにして持っていかれれば形としても立派ですし、お母様の気持ちも余計に伝わりのではないかと思い、しきたりを踏まえて包ませていただきました。

 

少し前まで、この辺りでは結婚が決まると、男性の家から女性の家へ結納飾りとともに結納金を持っていきます。それに対して女性側は自分の身の回りのものを一式を準備し、それとともに結納金の1割目安にお婿さんのお土産として返すしきたりがありました。そのお土産は男物のアンサンブル(着物と羽織のセット)とほぼ決まっていました。今でも50歳くらいのお母様まではほぼ皆、結婚されるときに持って行かれたのではないでしょうか。

 

急速にそういった風習も少なくなり、いつの間にか結納の儀式は殆どなくなりました。両家の顔合わせという形くらいでしょうか。

しきたりは形ばかりになってしまって、やめるようになったのも理解できます。

 

でも改めて、

記念として、長く残る着物をプレゼントするというのは素敵だと思いませんか。

 

しきたりを守る観点ではなく、

結婚記念のプレゼントと考えるととても暖かいものを感じます。最高の良い記念になるなと思います。

 

着物を見るたびに結婚したときにお母さんが作ってくださったものだと思い出が残ります。

 

着物はその息子さんやお孫さんへも伝わっていきます。どんなものも着物ほど残るものはないのではないでしょうか。

 

気持ちを伝えるものとして長く残る着物をプレゼントするって素敵だと思いませんか。

 

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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